研究課題/領域番号 |
20H04524
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90120:生体材料学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
Cabral Horacio 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 准教授 (10533911)
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研究分担者 |
垣見 和宏 東京大学, 医学部附属病院, 特任教授 (80273358)
内田 智士 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (20710726)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2022年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2021年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2020年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | CAR T cells / Nanomedicine / Polymeric micelles / mRNA / Cancer / Antibody fragment / in vivo CAR T / nanomedicine / immunotherapy / cancer |
研究開始時の研究の概要 |
We will first develop a series of T-cell targeted mRNA-loaded nanocarriers. These nanocarriers will be optimized for stability, targeting and protein production in vitro. Promising formulations will then be tested in vivo. to determine the targeting efficacy to the CD8 T cells, the production of CAR T cell in situ and the antitumor activity against models of leukemia and solid tumors. Finally, we will check the toxicity of the treatments.
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研究成果の概要 |
キメラ抗原受容体(CAR)T細胞は、がん特異的な抗原受容体によってプログラムされ、がん細胞を殺すように誘導される。我々は、高分子ミセルを用いてCARをコードするmRNAを標的として送達することにより、CAR T細胞をin situで生成することを試みた。mRNAを搭載したミセルは、抗CD8 Fab'を有する新規ポリマーで構築した。ミセルは、CD8+ T細胞への送達を促進し、T細胞上に抗CD19 CARを誘導するmRNAの翻訳を増加させました。このCAR T細胞は、がん細胞を効果的に殺傷する。ミセルを腫瘍に注入すると、腫瘍やリンパ節のCD8+T細胞上に抗CARを発生させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CAR T細胞療法は、臨床で有効ですが、高価で毒性があります。T 細胞を in situ で生成することで、CAR T 細胞の製造に必要な手間のかかる ex vivo プロセスを回避し、必要としている患者さんのための既製の治療法に変えることができるのです。今回の成果は、mRNAを搭載したミセルがCAR T細胞をin situで生成する可能性と、この細胞ががん細胞を効果的に殺傷する能力を示しています。
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