研究課題/領域番号 |
20H04555
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分90130:医用システム関連
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
岡本 淳 東京女子医科大学, 医学部, 非常勤講師 (10409683)
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研究分担者 |
吉澤 晋 東北大学, 工学研究科, 教授 (30455802)
村垣 善浩 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (70210028)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2020年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 集束超音波 / HIFU / 音響力学的療法 / 集束超音波治療 / キャビテーション / 活性酸素 / Sonodynamic therapy / 膵がん |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では音響力学的療法(sonodynamic therapy:SDT)において抗腫瘍効果増大作用を示す薬剤の網羅的な探索研究を行う。SDTは高密度集束超音波(high-intensity focused ultrasound: HIFU)と薬剤の相互作用を利用する方法であり、体内深部の低侵襲がん治療を目的としている。本研究では難治性がんの代表である膵がん等で適用されている抗がん剤を中心に各種実験を行い、SDTの効果に関する科学的な説明を試みる。
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研究成果の概要 |
HIFUの基本的な性能を評価するために、HIFUビームの精密測定、HIFU焦点の温度測定、ブタ膵臓に対するHIFU照射実験を行った。HIFUビーム測定については、加熱波とトリガー波、1点照射と6点照射について実施した。また、HIFU焦点の温度測定は、摘出臓器に対して正確な位置に細径の熱電対を挿入する治具を製作して実施した。ブタ膵臓に対する照射実験では、ターゲット部位以外への影響とターゲット部位の組織観察を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
集束超音波治療に音響力学的効果を組み合わせた治療法は、腫瘍集積性のある音響感受性薬剤を併用することでHIFU照射出力を低減させつつ腫瘍破壊効果を増強させ、HIFU治療のリスクであった治療部位以外への意図しない照射による正常細胞への影響を低減させる可能性がある。
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