研究課題/領域番号 |
20H05706
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
大区分J
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
松本 健一 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (70219492)
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研究分担者 |
石尾 隆 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (60452413)
畑 秀明 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (00713041)
KULA RAULA・GAIKOVINA (ラウラ ガイコビナ・クラ) 奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (80749094)
門田 暁人 岡山大学, 環境生命自然科学学域, 教授 (80311786)
中村 匡秀 神戸大学, 工学研究科, 教授 (30324859)
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研究期間 (年度) |
2020-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
189,020千円 (直接経費: 145,400千円、間接経費: 43,620千円)
2024年度: 40,300千円 (直接経費: 31,000千円、間接経費: 9,300千円)
2023年度: 34,450千円 (直接経費: 26,500千円、間接経費: 7,950千円)
2022年度: 41,340千円 (直接経費: 31,800千円、間接経費: 9,540千円)
2021年度: 34,320千円 (直接経費: 26,400千円、間接経費: 7,920千円)
2020年度: 38,610千円 (直接経費: 29,700千円、間接経費: 8,910千円)
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キーワード | ソフトウェア再利用 / マイクロサービス / AI技術応用 / ブロックチェーン技術 / ソフトウェア開発運用支援 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では,AI,自然言語処理,サービス化,ブロックチェーン等の最新デジタル技術を積極的に活用,連携させることで,ソフトウェア開発運用の今日的な技術的課題を解決し,これからのソフトウェアエコシステムを支える技術へと展開する.「プロダクトのアップサイクリング」,「人とAIの適材適所配置」,「外部技術情報ともリンクする品質管理」という従来にはない着想とアプローチにより,ソフトウェア開発運用に係る無駄を極力排除することで高い経済性と持続可能性を実現し,より一層の技術革新と新たな技術体系の構築にもつながる創造性の高い成果を目指す.
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研究実績の概要 |
(1)プロダクトのアップサイクリング:マイクロサービス化によるプログラムコードの資産化 アップサイクリングの候補を増やす手法として、GitHubにおける後継・関連プロジェクトの探索技術を開発した。また、人工知能やプログラム難読化など、自動生成技術によって作り出されたプログラム(ソースコード)の価値を評価するために、ソースコードの独自性、信頼性、実行速度などの品質特性を計測する技術を開発した。 (2)人とAIの適材適所配置:人とAIの適格性評価,ベンチマーキング チームによるソフトウェア開発運用を想定し、信頼できる開発運用者に求められる行動特性(コンピテンシー)を同定すると共に、GitHub上の活動から計測可能なメトリクスとして定義した。また、ソフトウェアライブラリ間の依存関係と開発運用者の貢献度の関係、および、プロジェクトへの新規参入者による初期貢献の定量的評価を通じて、開発運用者の適格性を「貢献」という観点で定量化すると共に、プロジェクトの健全性や持続可能性との関係を明らかにした。 (3)外部技術情報ともリンクする品質管理:ブロックチェーン技術を用いた情報集約 GitHub Discussions、GitHub Sponsors profile、GitHub Advisory Databaseなどを対象として、詳細な技術情報の分析や情報取得の自動化の技術を開発した。また、外部技術情報ともリンクした品質管理の主要な機能の一つとして、ソフトウェア更新支援技術の検討,開発を進めた.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
3つの研究開発項目それぞれにおいて,次年度以降の研究の基盤となる知見獲得と技術開発が進展した.研究資料(ソフトウェア開発運用履歴データ)の集積がさらに進んでおり,データ活用(キュレーションやタグ付けを含む)における研究開発項目間での協働や情報共有が,優れた研究成果として引き続き結実している.今年度の研究成果発表は,査読付き学術論文誌への掲載15編,査読付き国際会議発表25件を数える.成果発表には,IEEE Transactions of Software Engineering,IEEE Software,Empirical Software Engineering,Journal of Systems and Software等,ソフトウェア工学分野で国際的に特に高く評価されている論文誌への掲載論文が計6編含まれる.同様に,国際会議発表にも,ICSE,ICSME,ASE,MSRでの発表が計5件含まれている.
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今後の研究の推進方策 |
研究計画調書に示した通り,令和5年度には「展開技術の開発」を,最終年度となる令和6年度には,「基盤・展開技術の実証実験」をそれぞれ実施する.ただし,新型コロナウイルス感染症の感染拡大が終息しても,本研究課題をとりまく環境が感染拡大以前の状態に戻るとは限らない.次の点に留意し,研究目的の着実な達成を目指す. (1)膨大な研究資料の活用・更新 (2)オンラインツール・システムのこれまで以上の導入・活用、バーチャルラボの構築 (3)独自開催する国内・国際研究集会の強化、オンライン・オンサイトのシームレス化
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評価記号 |
中間評価所見 (区分)
A: 研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる
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