研究課題/領域番号 |
20J00161
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
谷本 涼 東北大学, 大学院環境科学研究科, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アクセシビリティ / ウォーカビリティ / インターネット調査 / 地理情報 / 交通地理 / モビリティ / オンラインサーベイ |
研究開始時の研究の概要 |
現代日本において生活の質を揺るがすアクセシビリティ関連の社会問題(待機児童やフードデザートなど)の影響の差異やその原因を、地域特性と個人属性の両面から捕捉し、個人の幸福度や生活の質の向上のために真に必要な施策の解明を目指す。 具体的には、心身の健康増進に資する場(娯楽や公園、快適な歩行環境など)を含む多様な活動機会へのアクセシビリティが主観的・総体的な生活の質にもたらす効果の比較検討、必要なアクセシビリティを地域住民の社会経済的属性によらず将来も保障できるか否かの政策的検証、ならびに昨今の移動手段の多様化をはじめとする、生活環境に密接に関連する新技術の普及のもとでの生活の質の考察を行う。
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研究実績の概要 |
2022年度は、前年度から続く新型コロナウイルス感染症に伴う各種の制約や、調査の設計・打ち合わせ等にかかる時間が当初予定より多少変動したことがあり、当初計画からの若干の変更はあった。しかしながら、研究課題の趣旨をおおむね変えない範囲において、研究は進捗し、一定の成果を挙げることができた。前年度より引き続き取り組んできた、「アクセシビリティの総体的感覚」、すなわち日常生活の中で必要なもの、あるいは望まれるものに、全体として大きな不便なくアクセスできると感じているかという指標に関する研究では、主にウォーカビリティ指標との関係について考察し、国内における地理学の査読誌などに発表した。また、その過程で開発した、全国の郵便番号界別ウォーカビリティ指標とその実用性の検討についても、指標データ自体を含めた査読誌上での公表にまもなく至る段階である。こうした取組みの中で、今後取り組むべき新たな分析視角を検討し提示することもできており、2022年度も引き続き、理論と実践の両面において有意義な進展があったと考えている。研究プロジェクト全体としても、社会調査と地理情報を結びつけたマルチレベルデータの構築から、国内外での研究蓄積が薄かった認知的アクセシビリティにかかる議論を進展させ、ウォーカビリティをはじめとする関連概念との接続に結び付けることができ、学界において評価されるだけでなく社会的意義も大きい、独自性のある成果を得られたと自負している。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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