研究課題/領域番号 |
20J00457
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
桐原 翠 立命館大学, 衣笠総合研究機構, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ハラール / 現代イスラーム世界 / ハラール食品産業 / マレーシア / 湾岸地域 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、マレーシアを起点に形成され進展してきたハラール食品産業が、グローバルな展開を遂げることにより生じた東南アジアと湾岸地域の地域間競合について着目している。地域間の競合に着目し、各地域のハラール産業に関する規則などを分析することで、現代イスラーム世界におけるイスラーム法学の地域間の動態を明らかにすることが本研究の目的である。ハラール産業に関する規則の形成やその規則に基づいて実施されてきたハラール産業の実態を検討することで、ムスリムの生存基盤構築の動態やイスラーム法の日常規範化が明らかになると考える。
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研究実績の概要 |
本研究は、マレーシアを起点に形成され進展してきたハラール食品産業が、グローバルな展開を遂げることにより生じた東南アジアと湾岸地域の地域間競合について着目している。地域間の競合に着目し、各地域のハラール産業に関する規則などを分析することで、現代イスラーム世界におけるイスラーム法学の地域間の動態を明らかにすることが本研究の目的である。 2022年度の研究成果は、以下3点にまとめることができる。①理論の分析:イスラーム法学派ごとにハラール食事規定を分析し、ハラール食品産業についての研究動向をまとめ日本中東学会にて口頭発表を行った。②研究会への参加:上述の通り、日本中東学会にオンライン参加した。さらに、南山宗教文化研究所主催の仏教、スィク教、イスラームに関するラウンドテーブルにおいて、研究報告を行い宗教と食に関する知見を深めることができた。立命館アジア太平洋大学主催のAPカンファレンスに現地参加し、マレーシアがハラール産業を一つの産業として成功に導いた要因について、イスラーム経済、イスラーム法の観点から口頭発表(英語)を行った。加えて、マレーシアから3名の研究者を招き、立命館大学において国際シンポジウムを開催した。3月にも、マレーシアから研究者を招き、「ハラール経済」に関するシンポジウムを開催し、私は日本とマレーシアのハラールシステムについて、ハラール経済という新動向の視点から研究発表(英語)を行った。③研究調査:主たるフィールドであるマレーシアに3月後半は、渡航することができた。渡航期間はラマダーン月に入った時期でもあったため、ラマダーン月の食事の様子など確認することができ大変有意義なフィールド調査となった。 その他の研究実績としては、大学においてゲストスピーカーにて授業を実施したことである。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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