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20世紀アメリカにおける教職大学院間のネットワーク形成とカリキュラム開発

研究課題

研究課題/領域番号 20J00672
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
審査区分 小区分09010:教育学関連
研究機関国立教育政策研究所

研究代表者

宮野 尚  国立教育政策研究所, 国立教育政策研究所 教育政策・評価研究部, 特別研究員(PD)

研究期間 (年度) 2020-04-24 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード教職大学院 / 教師教育 / アメリカ進歩主義教育 / 新教育 / ウィネトカ・プラン / カリキュラム
研究開始時の研究の概要

本研究は、20世紀アメリカにおける教職大学院間のネットワーク形成と共同研究の過程を検討して、教師教育における理論と実践の統合について解明することを目的とする。具体的には、4か所の教職大学院に関する一次資料を収集・分析し、教職大学院間で研究ネットワークが形成されていたことを確認する。その上で、実践者と研究者の協働的な教師教育研究が進められていたことを明らかにする。

研究実績の概要

本研究では、20世紀アメリカにおいて成立した4カ所の教職大学院に焦点を当てて、それらの間でのネットワーク形成および教師教育カリキュラムの研究に関する実態解明に取り組んできた。その遂行のためには、未整理の状態にある(1)各教職大学院に関する資料、(2)教職大学院間の共同研究に関す一次資料を、現地アメリカ(イリノイ州、マサチューセッツ州、ニューヨーク州)において調査・収集する必要があった。そこで本年度は、現地での資料調査およびその分析を行なった。具体的には以下の通りである。
資料調査:2020・2021年度は、新型コロナウィルス感染拡大の影響から渡米調査が不可能となり、上記(1)(2)については、遠隔レファレンス・サービスなどで断片的に収集するにとどまっていた。そうした調査状況を踏まえて、本年度は、本格的な渡米調査を実施し、部分的にではあるが、(A)教職大学院間の協議録、(B)外部大学院との協定文書および書簡、(C)教職大学院関係者により作成されたカリキュラム研究報告書を入手することができた。
資料分析:上記の(A)(B)(C)の資料から、当時(1930・40年代)の教職大学院間および外部大学院との連絡・交流の動向を精査したところ、教職大学院の指導教師が中心となり、教師教育カリキュラムの評価基準および改善策について協議していた事実が確認された。また一部の教職大学院において、その協議を踏まえて、教職大学院プログラム全体のスコープやシークエンス、実践研究の在り方が見直されるなど、教師教育カリキュラムの抜本的な改革が進められていたことが判明した。それらの事実から、複数の教職大学院および外部大学院の間において、「教師教育のカリキュラム評価・改善」をめぐる共同研究が図られていたことを明らかにした。その知見を基に、学校現場における実践研究を中核とした教師教育の高度化に関する考察を行なった。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (11件)

すべて 2022 2021 2020

すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (4件) (うち招待講演 1件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] ウィネトカ・プランにおける小中連携カリキュラム開発の態勢2022

    • 著者名/発表者名
      宮野 尚
    • 雑誌名

      国立教育政策研究所紀要

      巻: 151 ページ: 29-42

    • DOI

      10.57567/00001864

    • URL

      https://nier.repo.nii.ac.jp/records/1892

    • 年月日
      2022-03-31
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 平田華蔵における道徳教育論の形成過程 ― 指導法をめぐる葛藤と模索―2022

    • 著者名/発表者名
      宮野尚
    • 雑誌名

      教育学研究年報

      巻: 41 ページ: 31-49

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 大阪市大宝尋常小学校における児童研究2021

    • 著者名/発表者名
      宮野 尚
    • 雑誌名

      アメリカ教育研究

      巻: 31 号: 0 ページ: 55-72

    • DOI

      10.51050/jaaes.31.0_55

    • ISSN
      2433-9873, 2436-7192
    • 年月日
      2021-02-28
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] C.W.ウォシュバーンにおける教師教育思想の形成2021

    • 著者名/発表者名
      宮野尚・橋本美保
    • 雑誌名

      東京学芸大学紀要(総合教育科学系)

      巻: 72 ページ: 23-34

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] ウィネトカ教職大学院の成立過程2020

    • 著者名/発表者名
      宮野 尚
    • 雑誌名

      教育学研究

      巻: 87 号: 2 ページ: 214-226

    • DOI

      10.11555/kyoiku.87.2_214

    • NAID

      130007919613

    • ISSN
      0387-3161, 2187-5278
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [学会発表] 1920年代のウィネトカ・プランにおける評価研究-教育相談部の活動に注目して-2022

    • 著者名/発表者名
      宮野尚
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] ウィネトカ・プランにおける教職大学院の成立過程(ウィネトカ・プランにおける協働的な学びの追求)2021

    • 著者名/発表者名
      宮野尚
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ウィネトカ・プランにおける小・中学校の連携-連続的カリキュラムの開発過程-2021

    • 著者名/発表者名
      宮野尚
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 大正期の学校現場にみるアメリカ児童研究の影響2020

    • 著者名/発表者名
      宮野尚
    • 学会等名
      日本カリキュラム学会
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] ウィネトカ・プランにおける教職大学院の成立過程2021

    • 著者名/発表者名
      宮野 尚
    • 総ページ数
      304
    • 出版者
      風間書房
    • ISBN
      9784759923568
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [図書] 大正新教育の実践2021

    • 著者名/発表者名
      橋本 美保、田中 智志
    • 総ページ数
      480
    • 出版者
      東信堂
    • ISBN
      9784798916811
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

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公開日: 2020-07-07   更新日: 2024-03-26  

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