研究課題/領域番号 |
20J00748
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
渡邊 隼 同志社大学, 社会学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
採択後辞退 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | コミュニティ / 都市社会 / 地域社会 / 社会調査史 / 言説分析 / 知識社会学 / 都市理論 / プラネタリー・アーバニゼーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の課題は、英国とドイツの事例の検討を通じて、現代社会のコミュニティの実態と「コミュニティ」をめぐる言説というふたつの側面から、「コミュニティ」がいかに形成され、変容しているのかを探求することである。「コミュニティ」に関連する史資料調査と関係者へのインタビュー調査を通じて、本研究が明らかにするのは、(1)英国とドイツのコミュニティの実態と(2)両事例における「コミュニティ」の言説の形成と変容、ならびに言説空間の編成である。本研究のねらいは、英独のコミュニティの実態と「コミュニティ」をめぐる言説の比較検討を通じて、ポスト成長期の「コミュニティの社会学」を構築することにある。
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研究実績の概要 |
本研究課題では、英国とドイツの事例研究を通じて、現代社会の「コミュニティ」がいかに形成され、変容しているのかを明らかにすることを目的として研究計画を策定した。しかしながら、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の世界的感染拡大の影響により、海外渡航をともなう現地調査の実施計画は大幅な変更を余儀なくされた。本年度は当初の研究計画を変更し、日本国内で可能な範囲での文献調査、史資料調査を中心に研究を実施した。とくに以下の2つの研究主題に取り組んだ。 (1)「コミュニティ」を対象とする英国社会学の先行研究に関する調査研究 英国社会の「コミュニティ」に関する重要な先行研究の調査と検討を行なった。とくに1960年代から1990年代にかけて、英国の社会学者が「コミュニティ」を対象に実施した社会調査にもとづく研究状況を整理した。さらに戦後の英国社会における「コミュニティ」の実態に関する社会調査の概要と歴史的変遷について、文献調査を中心に実施し、英国社会の「コミュニティ」の実態と英国社会学における「コミュニティ」の調査研究の状況を検討した。 (2)プラネタリー・アーバニゼーション理論の検討と「コミュニティ」の調査研究への応用可能性に関する調査研究 「コミュニティ」を都市理論の観点から考察するための予備的研究として、近年世界的な注目を集めているプラネタリー・アーバニゼーション理論の検討を行なった。具体的には、研究を主導する米国の都市研究者ニール・ブレナーらの都市理論を検討し、「コミュニティ」の調査研究との接合点、応用可能性について詳細に検討し、論文として刊行した。 以上より、当初の研究計画を大きく変更する必要が生じたものの、ポスト成長期社会の「コミュニティ」の比較社会学的研究を将来的に遂行するうえでの理論的基礎となる研究を実施することができた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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