研究課題/領域番号 |
20J00756
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松井 一樹 東京大学, 物性研究所, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | NMR / パルス強磁場 / 核磁気共鳴 |
研究開始時の研究の概要 |
現在パルス磁場中で実現されているNMRスペクトル測定は,定常磁場で広く用いられているパルス法NMRである.パルス法NMRには定常磁場に近い磁場が必要なため,長時間磁場発生可能な大型のパルスマグネットや,追加のコイルを内蔵してPID制御を行うパルスマグネットといった特殊なマグネットを必要とする.こういった特殊なパルスマグネットは一般に用いられるものより最高磁場が低くなるため,NMRスペクトル測定は60テスラ程度までに限られている.本研究課題では,連続法NMR測定を用いた測定系をパルス磁場向けに開発することで,特殊なパルスマグネットを用いないパルス磁場中NMRスペクトル測定を実現する.
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研究実績の概要 |
これまで定常磁場下,先行研究のパルス強磁場中で行われていたパルス法NMR測定では,一般に二つの測定パルスで核スピンを励起することによって測定を行うが,測定点同士の間隔は少なくとも数百マイクロ秒以上とる必要がある.パルス強磁場中での測定では,磁場は大きく時間変化するために,各測定点の間で大きな磁場変化が起き,大きく間隔のあいた磁場点での測定となる.加えて,パルスマグネットは冷却のために数十分~数時間のインターバルを要するため,測定点を密にした精密測定は大変困難である. 本課題では,NMRスペクトル測定を100テスラまで拡張可能なパルス強磁場下での測定に最適化することで,これまでパルス強磁場下で困難だったミクロ測定による物性研究を開拓することを目的とする.本課題ではパルス磁場中連続波(CW)法NMR測定法を開発する事により,パルスマグネットに特殊な細工を必要としない,超強磁場まで応用可能なパルス磁場中NMR測定を実現する. 令和3年度は主に(1)測定に用いる分光器・ソフトウェアの開発,および(2)異なる発生磁場域・磁場発生時間を持つ複数の電磁石の開発を行った。 磁場発生時間の異なる電磁石を用いた測定系の性能評価と実際に系を用いた物性測定については令和4年度の課題としていたが、就職により受給要件となる学術振興会特別研究員の採用を辞退するため、やむを得ず本課題は令和3年度をもって終了することとなった。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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