研究課題/領域番号 |
20J00815
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
浜村 俊傑 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 認知行動療法センター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 行動嗜癖 / 思春期 / ゲーム行動症 / スマートフォンの問題使用 / デジタル介入 / ゲーム症 / スマートフォンの問題利用 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,未成年の行動嗜癖,とりわけインターネットおよびスマートフォンの問題的利用における他疾患との関連および支援の可能性に着目する。これらの行動嗜癖にはソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS),ゲーム,その他娯楽サービスの利用など複数の依存要因が存在することが考えられることから,問題行動の共通点および相違点を検証する。環境要因と特性要因を踏まえて他疾患との関連を特定し,どのような支援や介入が有効かを明らかにする。
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研究実績の概要 |
【研究1:児童青年におけるゲーム行動症の内在化および家族要因との関連】2022年度は、前年度に行ったデータ収集に続き、統計解析および成果の作成に着手した。本人評定のGAMES Test(ゲーム行動症)のカットオフ値を超える割合は12%であった。GAMES Testを基準変数とする回帰分析から、内在化および過保護などの養育態度は、ゲーム行動症と関連していることが明らかになった。また、親評定および本人評定において、GAMES Test得点の差は統計的に有意でなかった。
【研究2:青年のスマートフォンの問題使用に対するフォーカス機能およびフィードバック機能の効果検証】】Android端末を使用している中学生および高校生305名を対象に、フォーカス機能群、フィードバック機能群、および対照群に無作為に割り付けた。フォーカス機能群では、一定時間予め選んだアプリ以外は使用できない機能を備えた。フィードバック機能群では、自分自身のスマートフォン使用時間と他者のスマートフォン使用時間を確認できる機能を備えた。参加期間は、2週間のベースライン期間、1週間の介入へのアプリアップデート期間、4週間の介入期間とした。主要アウトカムは、自己報告によるスマートフォンの問題使用とし、副次アウトカムは、自己報告スマートフォン使用時間およびログ報告されたスマートフォンの使用時間および使用頻度とした。フォーカス機能群およびフィードバック機能群の両方で、自己報告スマートフォンの問題使用が減少し、効果量は小程度であった。ログ報告スマートフォン使用頻度は、フォーカス機能群およびフィードバック機能群で減少し、効果量は小程度であった。タイムアウトの使用や社会的比較によってスマートフォンの問題使用およびスマートフォンの使用頻度を低下させる可能性が示唆された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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