研究課題/領域番号 |
20J00836
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分01050:美学および芸術論関連
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研究機関 | 国際基督教大学 |
研究代表者 |
新林 一雄 国際基督教大学, 教養学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | オーケストラ / 交響曲 / ドレスデン / 響き / レーゲンスブルク / ヴァラーシュタイン / 18世紀 / 古典派 / ハイドン / モーツァルト / ベートーヴェン / バッハ / ダルムシュタット / バロック / 初期古典派 |
研究開始時の研究の概要 |
交響曲は18世紀に生まれ、ドイツは交響曲が盛んに作曲される場所の一つとなった。当時のドイツの交響曲に関する研究は、専らソナタ形式が確立された過程に焦点を当ててきた。そのため、交響曲が人気を博し始めた時期のドイツにおいて、その人気の源であり人々を魅了した交響曲の鳴り響きを論じた研究は少ない。従って本研究は、1740 年から 1780 年におけるドイツのオーケストラが、交響曲の演奏を通して生み出した鳴り響きを明らかにすることを試みる。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、1740年から1780年までのドイツの宮廷オーケストラによって生み出された交響曲の響きを明らかにすることである。この研究は、交響曲を盛んに演奏した13楽団を対象としている。2022年度は、先行研究が組み合わせて調査してこなかった種々の資料を検証することで、楽団の響きの特性を多角的に示すことを目指した。 ドレスデン宮廷楽団は、18世紀前半のドイツを代表するオーケストラであった。研究では、楽団が演奏した楽譜(スコアとパート譜の両方)、音楽理論書、絵画、演奏会のためのメンバー表を横断的に調査した。その結果、演奏空間の規模に応じて人数を調整することで、この楽団がフランスとイタリアの様式の混合に基づいた響きを様々な演奏場所で生み出していた実態を明らかにできた。 18世紀第4四半期のヨーロッパにおいて、交響曲の楽器編成はより大きくなり、最大で6種もの管楽器を含むようになった。しかし、18世紀第4四半期のドイツでは、交響曲の作曲と演奏を主導したマンハイム宮廷楽団が早くも1778年に解散していた。当時のドイツでは、交響曲を盛んに演奏したレーゲンスブルクとヴァラーシュタインの宮廷楽団(以下2楽団と記す)が台頭し、ドイツ内外の多くの音楽家が、演奏を聴くために2楽団を訪れた。本研究では、2楽団が、交響曲における楽器編成の拡大に関わりがあったかを検証した。そのために、手稿譜、演奏場所の見取り図、宮廷の記録を調査し、2楽団と他の楽団を比較した。その結果、多くの音楽家が訪れた2楽団は、従来通りの管楽器2種の交響曲だけでなく、これらの楽団に適した書法による、多くの管楽器を伴う交響曲も演奏したと指摘できた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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