研究課題/領域番号 |
20J00845
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分35030:有機機能材料関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
櫛田 創 筑波大学, 数理物質系, 特別研究員(SPD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2020年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 光物質強結合 / 振動強結合 / ポラリトン / 誘電体 / OKE分光法 / インピーダンス法 / 分子振動 / 自己組織化 / 電気化学トランジスタ |
研究開始時の研究の概要 |
光共振器と任意の分子遷移が共鳴し、エネルギーや運動量が交換可能になることで新たな遷移状態を作り出す、巨視的コヒーレント状態のことを光物質強結合と呼ぶ。分子振動のようなエネルギーの小さな混成である振動光物質強結合(VSC)でも物質の特性に多大な影響を与えることが知られている。分子の誘電性は分子振動と密接に関わる物性であるが、VSC下の誘電体の基礎挙動自体が未解明である。本研究ではVSC下における基本的な誘電体の性質を誘電率などの物理指数に着目し、新たな学理を打ち立てる。さらに、機能性材料へと発展させ、VSCに基づいた革新的なデバイス作製を行う。
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研究実績の概要 |
分子振動と光共振器が共鳴することでコヒーレントな光と物質の混成状態を形成することを振動光物質強結合(VSC)という。近年、そのエネルギー変化の小ささにも関わらず、VSC状態において化学反応や結晶化、超電導など多岐にわたる物性に大きな変化をもたらすことが報告されている。本研究では分子の誘電率などのパラメータに着目し、VSCが与える物理的影響の本質を明らかにすることを目的としている。 今年度も引き続き研究計画に基づき、フランス・ストラスブールで強結合(SC)についての研究をトーマス・エブソン教授の下で遂行した。 フェムト秒レーザーを用いたポンププローブ法である光カー効果(OKE)分光のセットアップを立ち上げ、高周波における液体分子の回転緩和をVSC下で測定した。さらにはVSCほどの薄い膜圧(~10 um)程度でも高感度に分子の回転緩和を測定可能である共鳴カー効果法(ROKE)を開発し、その実験技術をThe Journal of Physical Chemistry Lettersに報告した。 また、VSCのみならず液体での励起子強結合の系にもROKEを適応し、非共振器下での挙動と異なる挙動を確認した。 ROKEは高濃度溶液になるほど緩和時間が短くなる。これはエネルギー移動によって励起子の異方性緩和が早まることに起因していると考えられる。液体強結合系では強結合下でエネルギー移動が高速で起き、結果として通常時よりも早い緩和が観測された。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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