研究課題/領域番号 |
20J00963
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分80010:地域研究関連
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
白 凛 同志社大学, 社会学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 在日朝朝鮮人 / 美術史 / 版画 / 絵本 / 朝鮮画 / 在日朝鮮人 / 在日コリアン / 朝鮮半島 |
研究開始時の研究の概要 |
申請者は十数年にわたり、日本に住むコリアンの美術について研究を行ってきた。特に1945年から50 年代に作られた美術作品や、美術団体の機関誌などの一次史料を発掘し、その歴史的意義を探ってきた。今年度からは60年代に研究範囲を広げる。この時期日本では数々のアーティストグループや美術理論が提示された。このような多様な美術活動が見られた日本の文化状況と、在日コリアンの美術活動及び美術教育との関連性を解明する。これと並行して、朝鮮半島の南北分断を背景とした美術活動の動向を分析する。新たに解明された内容は、これまで発掘した美術作品や一次史料と合わせて、論文や展覧会、シンポジウムを通して公開していく。
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研究実績の概要 |
昨年度刊行した『在日朝鮮人美術史1945-1962』(明石書店)について、講演依頼を受け、研究内容をわかりやすく説明した。また、これも昨年度刊行した翻訳本『ピョンヤン・アート』(青土社)について、原著者の文凡綱先生を日本にお招きし、来日講演を開催した(6月3日。以下はすべて同志社大学で開催)。書籍の内容を多くの人と共有し、アメリカ合衆国から来日した著者と、研究者や学生、講演会参加者たちとの交流を深めた。東アジア美術を多角的に捉えた上記2冊を多くの人に紹介した また、これまでの調査および研究成果を踏まえて、展覧会とシンポジウム「朴民宜の絵と尹正淑の詩―絵と詩と在日コリアン2世の女性のライフヒストリー」を開催した(10月14日から6日間)。これまであまり注目をあびることのなかった在日朝鮮人女性の表現に注目し、同時に絵本や児童文学について、在日朝鮮人が制作したもの、在日朝鮮人に関するものを整理し、在日朝鮮人女性の表象について、「絵本」「児童文学」という側面からの分析が可能であるという、新たな視点を提示した。 さらに、昨年度3月に実施した展覧会とシンポジウム「在日朝鮮人美術史に見る美術教育者の足跡」の記録集を刊行した。本企画開催中に集まった情報、また開催後に知ることになった新たな情報をまとめ、これらを精査した上で掲載した。展覧会の概要説明(1本)、登壇者の発表原稿(4本)、インタビュー記録(5本)、関連資料の再録(9本)を収録した。 総じてこれまでの研究について、その成果を広く一般に共有することができた。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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