研究課題/領域番号 |
20J00972
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
学谷 亮 慶應義塾大学, 法学部, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ポール・クローデル / 外交 / アメリカ / 戦間期 / 米仏関係 |
研究開始時の研究の概要 |
20 世紀フランスを代表する詩人・劇作家の1 人であり、世界各地で勤務した外交官でもあるポール・クローデルは、1927年から1933年まで駐米大使を務めた。本研究は、この時期のクローデルの言説を「外交官」の視点と「作家」の視点との連関に着目して読み解き、フランスの外交相手国としてのアメリカが後期クローデルの作家活動にもたらした影響を探る。それによって、クローデルの文学創造における「外交官」と「作家」の結節点を解明し、クローデルの「作家=外交官」としての特質の解明に新たな展望を開く。
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研究実績の概要 |
本研究は、20世紀フランスの詩人・劇作家・外交官であるポール・クローデルの駐米大使時代(1927-1933)を対象とし、この時期のクローデルの言説を「外交官」の視点と「作家」の視点との連関に着目して読み解くことで、フランスの外交相手国としてのアメリカが後期クローデルの作家活動にもたらした影響を探るものである。それによって、クローデルの文学創造における「外交官」と「作家」の結節点を解明することを目指す。1年目である本年度は、「駐米大使クローデルがアメリカをどのように捉えたのか」という問題を解決するため、フランス外務省外交史料館本館(パリ)および同館分館(ナント)に所蔵されているクローデルの外交文書を収集し、その整理と解読を行う予定であったが、新型コロナウイルスの影響により渡仏そのものが不可能となった。したがって、未刊行一次資料の取り扱いは次年度以降に先送りし、すでに刊行されている駐米期クローデルの外交文書集3冊および同時代の書簡を対象として研究した。各文書の日付と送信先および内容をデータベース化する作業を行い、次年度からの研究の基礎となるデータを構築した。また、駐米期のクローデルに関する先行研究を網羅的に収集、読解して論点の整理に努め、今後行う一次資料の収集をより効率的なものにするための準備をした。 またその過程で、駐米大使時代のクローデルの外交思想を解明するためにはその直前にあたる駐日大使時代との連続性を明らかにすることが重要であると思い至った。そのため、これまで収集してきた駐日大使時代の外交文書を改めて読解し、駐日大使クローデルの外交思想の整理を行った。その成果は、2021年3月に行われた「クローデル・セミナー2021」において、「クローデル、メルラン、幣原――1924年の極東」と題して口頭発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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