研究課題/領域番号 |
20J12335
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分06010:政治学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
九島 佳織 東京大学, 総合文化研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 人的連続性 / 民主化 / 民主革命 |
研究開始時の研究の概要 |
体制変動前に政治的権力を握っていた集団の内、どの程度が体制変動後にも権力を保持し続けるかという点、すなわち「体制変動における人的連続性」に注目し、それを規定する要因とその影響を明らかにする。政治体制が変わっても政治に関わる構成員が変化するとは限らないため、人的連続性は重要かつ基本的な側面でありながらこれまでの研究では看過されてきた。本研究では国会議員の属性に着目して仮説を構築し、計量研究及び事例分析によってその実証を試みる。
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研究実績の概要 |
本研究は「人的連続性」という新たな視点から体制変動を分析し、それを規定する要因とその影響を明らかにすることが目的である。人的連続性とは、体制変動前に政治権力を握っていた国会議員の内、体制変動後も権力を保持し続ける議員の程度を指す。先行研究では体制変動は制度や政策(ルール)に断絶をもたらすと指摘される一方で、政治を動かす構成員(プレイヤー)については看過されてきた。しかし、ルールが変わってもプレイヤーが変わるとは限らない。またその場合には政策面での変化も限定的になると考えられる。 以上の問題意識から、①どのような場合に人的連続性があるのか(人的連続性を従属変数に設定)、②人的連続性はその後の政治にどのような影響を与えるのか(人的連続性を独立変数に設定)という二つの段階に分け、それぞれの問いに対する仮説構築と計量分析及び事例分析による実証を試みる。 令和3年度は、本研究プロジェクトの最終年度に当たる。研究成果としては、第一に、因果メカニズムの実証を目的としたインドネシアの事例分析である。令和3年度は新型コロナウイルス感染症拡大に伴う海外渡航の制限により渡航が困難であったことから、国内の資料室及び現地の研究機関からの郵送によって一部の資料を入手した。繰越後には、それらの資料を用いて事例分析を行い、理論部の精緻化と合わせてペーパーの執筆を進めた。これについては、現在査読付きジャーナルに投稿中である。第二に、昨年度までに投稿済みとなっていた論文を掲載まで持っていくための作業に取り組んだ。2本の掲載が決まった一方で、残りは査読の状態が続いているため、理論の精緻化や実証部の充足化など引き続き加筆修正を行う予定である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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