研究課題/領域番号 |
20J12701
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 (2021) 名古屋大学 (2020) |
研究代表者 |
志村 侑亮 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 特別研究員(PD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
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キーワード | プレート収束域 / 付加体 / 高圧変成岩類 / 白亜紀 / 西南日本 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,プレート収束域における浅部での付加体形成から深部での高圧変成岩類の形成・上昇といった一連の付加・上昇テクトニクスを理解するために,紀伊半島に分布する三波川変成岩類と四万十付加体を対象として,野外調査・炭質物ラマン分光分析・EPMA分析を行う.まず,野外調査に基づく変形構造解析を行い,地質体に認められる変形様式・変形機構,およびそのトレンドを把握する.そして,炭質物ラマン分光分析・EPMA分析により地質体の最高到達温度・圧力を見積もることで,変形構造の特徴とプレート収束域における深度の関係を把握し,付加・上昇テクトニクスの解明を目指す.
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,プレート収束域における浅部での付加体形成から深部での高圧変成岩類の形成・上昇といった一連の付加・上昇テクトニクスを解明し,モデル構築を行うことであった.目的達成のため,同時期(白亜紀)に形成された西南日本外帯の四万十付加体と三波川変成岩類を研究対象とした.令和3年度は,紀伊半島の東西50 km×南北32 kmの範囲において30日以上の野外調査を実施し,2年間の野外データを集約させることで広域地質図・断面図を完成させた.これにより,紀伊半島に分布する白亜紀地質体は,岩相・構造的位置・陸源砕屑岩の堆積年代の特徴に基づき,香束層・色生層・麦谷層・小栗栖層・新子層・高原川層・赤滝層・槙尾層の8つの地層に区分でき,さらに変形構造の特徴に基づき,三波川タイプ(香束層・色生層)・麦谷タイプ(麦谷層・小栗栖層・新子層)・四万十タイプ(高原川層・赤滝層・槙尾層)の3タイプに大分できることを明らかにした.各タイプの陸源砕屑岩の堆積年代は,前期白亜紀~暁新世初期の範囲に収まり,各タイプ内では構造的下位の地層ほど堆積年代が若化していることが判明した.これは,プレート収束域の付加作用により生じる年代極性と一致する.また泥質岩の変成温度や苦鉄質岩の変成鉱物から,北部のタイプ(見かけ構造的上位)ほどプレート収束域深部まで到達していることも見出した.これらのことを踏まえ,白亜紀~古第三紀当時のプレート収束域における付加・上昇テクトニックモデルを構築した.
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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