研究課題/領域番号 |
20J14760
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分90030:認知科学関連
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研究機関 | 麻布大学 |
研究代表者 |
子安 ひかり 麻布大学, 獣医学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ネコ / 集団 / コルチゾール / テストステロン / オキシトシン / 腸内細菌叢 / 内分泌 / 行動 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では離合集散的な集団を形成するネコをモデルとし、集団形成メカニズムの解明を目指す。はじめにネコがどのような集団を形成しているのかを明らかにするため、ネコの集団における相互作用と体内因子(内分泌、腸内細菌叢)の関連解析を行う。次に集団を形成する手掛かりとなる要因を明らかにするため、環境要因の変化による集団構造の変化を行動学的・内分泌学的側面から調査する。また内分泌操作による集団構造の変化を調査し、体内因子による集団の形成制御を明らかにする。さらに同種に対する行動と異種に対する行動の関連解析を行い、異種混合集団の形成を可能とする社会的寛容性を調査する。
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研究実績の概要 |
本研究課題の目的は、集団形成に関わる柔軟性を獲得したとされるネコが集団を形成するメカニズムを解明することであった。 本年度においては、集団を形成する手掛かりとなる要因の解明に取り組んだ。集団を形成する手掛かりとなる要因の1つとして環境温度に着目して、室温を変化させ、集団におけるネコの行動、ホルモンを測定した。その結果、室温によってネコの親和的な行動が変化すること、室温によってネコの行動に関連する因子が異なることを示した。 また、集団形成の要となる近接行動に着目し、近接しやすい/されやすい個体の特徴について探索的に解析した。そこで、見た目や体温が近接行動に影響を与える可能性を示した。現在は近接行動に関わる要因の調査のプロトコルを確立し、新たな調査を開始している。 さらに、前年度において、ネコ同士の相互作用とコルチゾール、オキシトシン、テストステロンの関連を明らかにしたが、それらの修飾因子である腸内細菌叢を解析したところ、腸内細菌叢の構成がホルモン濃度や行動に影響を与える可能性を見出した。 同種に対する社会的寛容性と異種であるヒトに対する社会的寛容性の関連調査にも取り組み、同種に対して非友好的な個体は異種であるヒトに対して友好的である可能性を示した。さらに、ヒトに対するネコの行動は、ネコのホルモンやヒトと関わり始めた時期に影響を受けることを示唆した。 以上の結果は、国内・国際学会にて発表した。今後は集団内の雌雄比を考慮した調査や、雌雄での行動比較調査、外集団に対するネコ集団の反応調査を実施し、ネコの集団の機能を明らかにする必要がある。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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