研究課題/領域番号 |
20J15083
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分46010:神経科学一般関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
末田 梨沙 京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC2)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2021年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
2020年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | Ascl1 / 神経幹細胞 / 発現動態 / ニューロン新生 / 成体脳 / 転写因子 |
研究開始時の研究の概要 |
神経幹細胞は、成体ではほとんどが休眠状態にある。加齢や傷害に伴うニューロンの脱落に対し、脳内にある神経幹細胞を活性化することでニューロンを補う手法が研究されているが、多くは一過性で、ニューロンに直接分化して幹細胞の枯渇を招く。本研究では、幹細胞における転写因子の発現を制御することで、ニューロン新生の促進および幹細胞を長期的に増殖させる手法の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
Ascl1は、成体神経幹細胞の増殖能の維持に重要な役割を担う転写因子である。Ascl1は特殊な発現動態を持ち、振動発現が神経幹細胞の活性化・増殖を誘導することが知られている。前年度行った成体脳におけるAscl1の発現解析より、オリゴデンドロサイト前駆細胞でもAscl1の発現が振動するという新たな知見が得られた。Ascl1の発現はオリゴデンドロサイト産生にも重要な役割をもつことがこれまでLoss-of-functionやGain-of-functionの解析より示唆されているが、オリゴデンドロサイト系譜細胞におけるAscl1の発現動態はこれまでに明らかになっていなかった。 Ascl1タンパク質の発現を可視化できる発光レポーターマウスの成体脳スライスをタイムラプス撮影し、神経前駆細胞、オリゴデンドロサイト前駆細胞におけるAscl1の発現動態を比較し解析した。その結果、神経前駆細胞と推測される細胞ではAscl1の発現レベルが高く、一方でオリゴデンドロサイト前駆細胞では、Ascl1が低いレベルで振動発現していることが明らかになった。さらに培養細胞を用いて神経幹細胞がオリゴデンドロサイト前駆細胞に分化する条件下でAscl1を持続的に発現させるとニューロン分化が亢進し、オリゴデンドロサイト前駆細胞に分化する割合が減少した。以上の結果から、Ascl1の振動発現はオリゴデンドロサイト前駆細胞の増殖や維持にも重要であることが示唆された。上記の成果を論文にまとめ発表した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和3年度が最終年度であるため、記入しない。
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