研究課題/領域番号 |
20J20017
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分07050:公共経済および労働経済関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
金子 周平 早稲田大学, 経済学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2021年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
2020年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
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キーワード | 健康経済学 / 労働経済学 / 家族の経済学 / 人的資本 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、「子どもの健康、認知、非認知能力の蓄積が家計における親、兄弟などとのinteraction(内的要因)、災害の経験や政策の介入(外的要因)によってどのように影響を受けるか」という大まかなResearch Questionを通じて、Health EconomicsとFamily Economicsという経済学における2つの応用領域にまたがった研究を志向するものである。 上述した子どもの能力や健康の形成については経済学の領域で研究が進んできているものの、そのメカニズムについては明らかになっていないことも多く、本研究の貢献はこのメカニズムの解明に寄与することにある。
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研究実績の概要 |
令和3年度(4-8月)では、以下2つのテーマの研究に関して論文の仕上げおよび英文学術誌への投稿を行った。 1点目は、東日本大震災を自然実験として、震災が子ども自身の認知能力に対する投資行動 (主に勉強時間)に与えた影響を推定する研究である。指導教官をPIとするプロジェクトメンバーの一員として、厚生労働省より提供を受けた21世紀出生児縦断調査を用いた研究である。具体的には東日本大震災の経験が子の投資行動にどのような影響を与えるかを検証した。自然災害、戦争といった外生的なショックにさらされたときに、親がどのように子どもに対する投資行動を変えるかという研究は多くあるものの、子ども自身の反応について分析した論文はほとんど存在しないことから、シンプルな経済学の理論モデルをもとに、理論面および実証面から分析を行った。 2点目は、学力における兄弟姉妹間の波及効果の推定に関する研究である。北海道伊達市より提供を受けた教育データ(市の公立小中学校に通学する子どものテストの成績や家計の情報を含む)を利用し、テスト成績で測られた学力において兄弟間の波及効果があるか、そしてあるとすればそれはどれほど大きいのかを検証した。(令和二年度末の研究実施状況より引用)。テストの成績といった情報と兄弟関係を同時に観察できるデータが少ないことから、本研究は社会科学分野においてもある程度の新規性を有しており、学術誌への投稿に向けた推敲作業を主に行った。 留学に伴い令和3年8月をもって、交付を辞退したものの、これらの研究については学術誌への掲載を目標に取り組んでいきたい。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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