研究課題/領域番号 |
20J20060
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分01020:中国哲学、印度哲学および仏教学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
菊池 孝太朗 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 鬼神観 / 出土文献 / 鬼神 / 中国古代思想史 / 竹簡 / 中国古代思想 / 『鬼神之明』 / 『凡物流形』 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、中国思想史上において、死生観・自然観・宗教観などと密接な概念であった「鬼神」について検討を行う。鬼神観に関する従来の先行研究には、資料不足等の行き詰まりが存在し、依然として鬼神観の実態に関しては不明瞭な部分が多く残されていた。そこで本研究では、こうした行き詰まりを打開するため、先行研究で用いられていた伝世文献だけでなく、近年陸続と発見されている戦国竹簡を新資料として活用する。本研究の目的は、こうした新資料をもとに曖昧模糊とした先秦期の鬼神観の様相を再検討し、それを踏まえて先秦期から後世への鬼神観の変遷状況を総合的に解明し、中国思想史の再構築を試みることにある。
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研究実績の概要 |
今年度も昨年度と同様に、先秦期から漢代にかけての鬼神に関する資料の収集を中心に行い、中国古代における鬼神観の考察を行った。 本研究では研究方法として当初、従来の伝世文献と新出の竹簡などの出土文献とを併用し、①「先秦期の鬼神観の様相を考察する」、②「①での調査を踏まえて、漢代への継承状況を明らかにする」、③「漢代に確立した鬼神論と宋代の鬼神論とを比較・検討する」、以上の3つの段階をとる予定であった。しかしながら、昨年度と同様に今年度も、①②の先秦期から漢代にかけての調査が中心となったために、③の宋代における鬼神論についての検討を実施できなかった。また、これまでは出土文献を中心資料として用いることを検討して進めてきたが、資料数の少なさがネックとなってしまったため、今年度は効率的に研究を進めることができなかった。今後は、資料数として出土文献よりも多い伝世文献を主軸とし、それら主となる資料の文意を補足するための副次的な資料として出土文献を用いることで、より効果的かつ実証的に研究を進めていきたい。③を含めた中国の鬼神観が後世どのように継承・派生していったか、あるいはそれが日本を含めた漢字文化圈において、どのような影響を与えていたかについて調査についても、今後の研究課題として取り組んでいく予定である。 上記の通り、今年度は資料収集及び情報の整理に時間を有した結果、学会での発表や学術雑誌への投稿が行えなかった。今後は今年度の資料収集等で得た情報をもとに、学会での発表や論文の投稿等の研究活動を進めていきたい。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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