研究課題/領域番号 |
20J20468
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分13030:磁性、超伝導および強相関系関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三野 巧 大阪大学, 基礎工学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | Yang-Lee anyon / トポロジカル超伝導体接合系 / 非エルミート / トポロジカル超伝導体 / マヨラナ多体系 / 非エルミート系 / トポロジカル超伝導 / マヨラナ準粒子 / トポロジカル量子計算 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、理論と実験双方の発展が著しいトポロジカル超伝導の表面(端)または超伝導渦中心に現れる新奇な励起状態の統計性である非可換統計性と、その応用であるトポロジカル量子計算に対する量子・熱ノイズの影響について取り組む。 端状態や非マヨラナ状態への非断熱遷移と有限温度による熱的遷移等がノイズとして現れるほかに、従来の超伝導理論の枠組みを越えた理論提案も重要な課題となる。つまり超伝導における非可換統計性の物理を明らかにし、非可換統計性に関する基礎物理学の樹立を行う。
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研究実績の概要 |
今年度は、散逸のある1次元トポロジカル超伝導体接合系に発現するYang-Lee anyonの検出について研究を行なった. Yang-Lee anyonはYang-Lee模型の臨界点上で発現する新奇なnon-Abelian anyonとして現在注目されている.昨年度、散逸のある1次元トポロジカル超伝導体接合系に発現するYang-Lee anyonを提案した.我々の提案では、1次元トポロジカル超伝導体の端に現れるMajorana zero modeを用いた有効模型がYang-Lee模型に対応している. 我々の提案する模型ではFermion parityの発散がYang-Lee anyonのシグナルに対応する.Fermion parityは2端子微分コンダクタンス測定により観測可能であるとすでに知られている.一方で、我々はYang-Lee anyonを有する状態とそうでない状態のFermion parityが逆符号で発散することを定量的に明らかにした. 以上の結果やYang-Lee anyonの検出を踏まえた内容を論文として取りまとめ、アメリカ物理学会誌に投稿しすでに出版されている. また上記の研究を行う上で非エルミート系の数値計算手法として、厳密対角化を除いて、ユニバーサルな方法がないことが明らかとなった.エルミート系で用いられる数値計算手法は、非エルミート系において変分原理の破綻により種々の問題が生じることが知られている.JSTさきがけ研究員の山田昌彦氏とともに、我々は変分原理に基づかない数値計算手法を開発し、Yang-Lee criticality の臨界指数を定量的に評価した.我々の提案する数値計算手法は、非エルミート量子多体系のユニバーサルな数値計算手法としての役割を果たすと期待できる.この研究成果も論文として取りまとめ、アメリカ物理学会誌に投稿し査読中である.
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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