研究課題/領域番号 |
20J21060
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分51030:病態神経科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
藤河 香奈 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 一酸化窒素 / S-ニトロシル化 / 小胞体ストレス応答経路 / アミノ酸センサーGCN2 / eIF2a / CHOP / アミノ酸飢餓 / GCN2 / tRNA / アミノアシルtRNA合成酵素 |
研究開始時の研究の概要 |
一酸化窒素は神経変性疾患をはじめとする多くの疾病発症のリスクファクターとして知られている.初期的な研究から,一酸化窒素刺激により小胞体ストレス応答が活性化されるが,この応答にアミノ酸センサーGCN2が関与していることを見出している.そこで本研究では,一酸化窒素の神経細胞への作用,とくに小胞体ストレス応答に着目し,細胞死誘導メカニズムの解明を目指す.その成果を元にして,本系における一酸化窒素の標的タンパク質に対する特異的作用薬をスクリーニングし,その抗神経細胞死や抗パーキンソン病作用効果を薬理学的に検討する.
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研究実績の概要 |
本研究は,生体内ガス状分子である一酸化窒素(Nitric oxide: NO)が神経細胞死を引き起こす際の詳細なメカニズムを解明することを目的としている.NOは,加齢や環境ストレスにより,産生促進されることが知られている.また,NOはタンパク質のシステイン残基を酸化修飾(S-ニトロシル化)し,その酵素活性や局在を変化させる.これまでに,様々なタンパク質がS-ニトロシル化を受けた結果,種々の疾患発症に関与していることが報告されている.その中でも,本研究では統合的ストレス応答を司るeIF2aとその上流に位置する4種のキナーゼ(GCN2, HRI, PERK, PKR)に着目して実験を行っている. 当該年度までに,NOはGCN2-eIF2a-CHOP経路を活性化し,細胞死を惹起することを見出していた.そこで,当該年度はGCN2上流のNO標的分子を探索し,その機能変化を解析した.NO標的分子の同定は,過去にS-ニトロシル化タンパク質を網羅的に探索した論文のデータベースを参考とした.これにより,GCN2上流のNO標的タンパク質として2つのタンパク質を選定した.これら候補タンパク質が,実際にNO供与体存在下でS-ニトロシル化を受けることを,ビオチンスイッチ法により確認した.次に,これらのタンパク質がS-ニトロシル化を受けることにより酵素活性が変化するか,詳細に検討することとした.具体的には,Real-time PCRを基盤とした酵素活性測定系を使用し,NO存在下での活性変化を測定した.その結果,2つの候補タンパク質は,NO存在下で酵素活性が低下することが明らかとなった.以上から,候補タンパク質がS-ニトロシル化を受けることにより,GCN2-eIF2a-CHOP経路が活性化して,細胞死を惹起している可能性が示された.
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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