研究課題/領域番号 |
20J21233
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 大阪公立大学 (2022) 大阪市立大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
片桐 勇人 大阪公立大学, 大学院文学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 地域活性化 / 農山漁村 / 社会的ネットワーク / 社会関係資本 |
研究開始時の研究の概要 |
「地方消滅」という言葉に象徴されるように、限界集落化など過疎地域の問題が叫ばれて久しく、「地方創生」など様々な施策が打たれている現状がある。本研究は、人口減少・少子高齢化等を背景として衰退する現代農山漁村の地域社会を、主に社会的ネットワークと社会関係資本という分析枠組みを用いて描き出し、全国の過疎地域で行われている地域おこし活動に社会学の視点から貢献することを目標とする。そのために、トライアンギュレーションの観点から、フィールドワーク等の質的調査、質問紙調査等の量的調査を並行して行うことで、現代における過疎地域の姿を明らかにする。
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研究実績の概要 |
2022年度は、(A)兵庫県丹波地域の住民を対象として、質問紙調査と聞き取り調査を組み合わせた混合研究法による社会調査おこなった。また、(B)オーストラリアで開催された世界農村社会学会(IRSA)にて、本研究の成果の一部を発表した。 (A)については、大阪公立大学文学研究科倫理審査委員会へ調査計画の提出し、承認を得た。その上で、丹波地域の住民から選挙人名簿を通して2,000人を系統抽出する無作為抽出をおこなった。郵送配布・郵送回収で、有効回収率は36.0%であった。質問紙調査に、回答していただいた質問項目についての聞き取り調査への協力依頼を同封し、応じていただいて方の自宅や近辺の施設で順次聞き取り調査をおこなった。現時点で25名への聞き取り調査が終了している。調査項目は、年齢、性別、居住歴などの属性、学歴、世帯収入という社会経済的地位、住民のパーソナル・ネットワークやサポート・ネットワークといった社会的ネットワーク、自治会活動など地域活動参加の状況、主観的健康感や居住満足度、生活満足度、孤独感やK6などのウェルビーイングに関連する指標、定住意思などである。それらの項目を質問紙調査をとおして訪ねたあと、協力していただいたからからそれらの具体的な状況について聞き取りをおこなった。 (B)については、IRSAにて、本研究のもうひとつの柱であった北海道礼文島の社会関係資本と地域参加の関連についての発表をおこなった。質問等をとおして、アメリカやオーストラリアなど、他国の研究者との意見交換をおこなった。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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