研究課題/領域番号 |
20J21577
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
奥津 明俊 (2020-2021) 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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特別研究員 |
奥津 明俊 (2022) 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | ホログラフィックQCD / 中性子星 / 状態方程式 / QGP / AdS/CFT / Holographic QCD / Chiral Anomaly / Chiral Magnetic Effect / Chiral Anomakly |
研究開始時の研究の概要 |
最近では重イオン衝突実験や中性子星観測実験等のように、核物質が極限状態に置かれた現象を考察する上で、原子核の構造を記述する最も根本的な理論として考えられているQCDを直接用いようとすると、計算上の問題に悩まされる。これを回避し、より簡単に極限QCD物質の振る舞いを理解するために、非摂動的な手法、特にホログラフィック理論を用いる事が本研究の概要である。
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研究実績の概要 |
もともとの研究計画ではクオークグルーオンプラズマ(陽子や中性子などが、構成要素であるクオークやグルーオンのプラズマに溶けている熱い物質相)に回転効果を取り入れて、閉じ込め・非閉じ込めを研究する内容であった。しかし本研究者は、2022年にコロナ特例で一旦休暇を取った。その間、研究業界では中性子星での状態方程式の探索という異なる方向で進展があった。よって、本研究者も中性子星の研究という方向に舵取りを変更し、温度がゼロケルビン近くで有限バリオン密度での(中性子星に似た)状態方程式の探索に挑んだ。その結果、先行研究と良い精度で合致する結果を得て、さらには、conformality measureという新たな物理量を定義することによって、音速のピークの二乗が光速の1/3を超えることが、全体的には中性子星が共変な状態に近づくことも何ら矛盾がないことを確認できた。 また、先述の本筋の研究と関連する事項として、核政策関係の人との議論や、核廃棄物処理の国際会議での出席を通して、中性子星や核物理全般に対する新たな視点を獲得することができた。 今後の課題は、同環境下での電気伝導率を計算することである。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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