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オートファジー抑制因子Rubiconが加齢に伴い増加するメカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 20J22554
研究種目

特別研究員奨励費

配分区分補助金
応募区分国内
審査区分 小区分44010:細胞生物学関連
研究機関芝浦工業大学

研究代表者

大場 柾樹  芝浦工業大学, 理工学研究科, 特別研究員(DC1)

研究期間 (年度) 2020-04-24 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2022年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2020年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
キーワードRubicon / ショウジョウバエ / 老化 / オートファジー
研究開始時の研究の概要

生理的老化におけるオートファジーの重要性は、オートファジーが加齢に伴い低下すること、寿命延長経路で共通してオートファジーの活性化が見られることから示唆されている。オートファジー抑制因子のRubiconは加齢に伴い増加すること、Rubiconを発現抑制したショウジョウバエで寿命の延長が認められたことから、Rubiconの増加が加齢によるオートファジー低下の原因と考えられる。そこで本研究ではRubiconの発現制御と役割を検討することで、加齢に伴うオートファジー低下のメカニズム解明に取り組む。

研究実績の概要

本研究ではショウジョウバエRubiconの加齢に伴う増加メカニズムを解明するため、Rubiconの加齢に伴う翻訳後修飾変動に着目し検討してきた。昨年度までに、加齢に伴い雄でのみ変動する翻訳後修飾としてリン酸化を同定した。雌雄ともに加齢に伴いRubiconは増加している一方、リン酸化変動には性差が見られたことから、リン酸化はRubiconの増加メカニズムに関与していないことが示唆された。
本年度はRubiconのリン酸化変動に性差が見られた点に着目し、Rubiconの機能に性差があるのではないかと考え、オートファジー抑制機能に対する影響を検討した。Rubiconを発現抑制したショウジョウバエの全身ライセートを用いてオートファジー活性変化を評価した結果、雌で亢進する一方、雄では低下していることが明らかとなった。さらに、Rubiconのリン酸化変動に性差があったことからRubiconと相互作用するタンパク質にも性差が認められるか解析した。加齢に伴う Rubiconのリン酸化は雄では変動する一方、雌では変動しないことが認められたことから、Rubicon と相互作用するタンパク質に性差があると考えた。Rubiconと相互作用するタンパク質を同定するため、HA-Rubicon過剰発現ショウジョウバエの全身ライセートを調製し、HAタグを標的としてHA-Rubiconを免疫沈降した。その結果、Rubiconと相互作用するタンパク質は雌雄で異なることが明らかとなった。

現在までの達成度 (段落)

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

令和4年度が最終年度であるため、記入しない。

報告書

(3件)
  • 2022 実績報告書
  • 2021 実績報告書
  • 2020 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (6件)

  • [雑誌論文] 老化およびアルツハイマー病に対するNADと前駆体の効果について2022

    • 著者名/発表者名
      大場柾樹、福井浩二、三五一憲、鈴木マリ
    • 雑誌名

      ビタミン

      巻: 96 ページ: 7-9

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Dataset on the effect of Rubicon overexpression on polyglutamine-induced locomotor dysfunction in Drosophila2021

    • 著者名/発表者名
      Oba Masaki、Fukui Koji、Sango Kazunori、Suzuki Mari
    • 雑誌名

      Data in Brief

      巻: 37 ページ: 107222-107222

    • DOI

      10.1016/j.dib.2021.107222

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] オートファジー抑制因子Rubiconの加齢に伴う翻訳後修飾変化の解析2022

    • 著者名/発表者名
      大場柾樹、進藤真由美、福井浩二、三五一憲、鈴木マリ
    • 学会等名
      第35回日本酸化ストレス学会関東支部会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] Tau発現ショウジョウバエを用いたMetformin、Pioglitazoneの薬効効果2022

    • 著者名/発表者名
      坂田望、大場柾樹、福井浩二、三五一憲、鈴木マリ
    • 学会等名
      第41回日本認知症学会学術集会 第37回日本老年精神医学会 合同開催
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] Tau発現ショウジョウバエにおけるMetformin、Pioglitazoneの治療効果の検討2022

    • 著者名/発表者名
      坂田望、大場柾樹、福井浩二、三五一憲、鈴木マリ
    • 学会等名
      第31回日本病態生理学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] Age-related changes in Rubicon post-translational modifications in Drosophila2022

    • 著者名/発表者名
      OBA Masaki、SHINDO Mayumi、FUKUI Koji、SANGO Kazunori、SUZUKI Mari
    • 学会等名
      第45回日本基礎老化学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] オートファジー抑制因子Rubiconの加齢に伴う翻訳後修飾変化の解析2022

    • 著者名/発表者名
      大場柾樹、進藤真由美、福井浩二、三五一憲、鈴木マリ
    • 学会等名
      第30回日本病態生理学会大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] Tau発現ショウジョウバエにおけるMetformin、Pioglitazoneの治療効果の検討2021

    • 著者名/発表者名
      坂田望、木村真梨、大場柾樹、福井浩二、三五一憲、鈴木マリ
    • 学会等名
      第40回日本認知症学会学術集会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2020-07-07   更新日: 2024-03-26  

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