研究課題/領域番号 |
20J22711
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
須藤 玲 東京大学, 教育学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 教授言語問題 / 東ティモール / 母語を基礎とした多言語教育 / UNESCO / 言語多様性 / 多言語教育 / 母語 / 教授言語 / 教育と言語 / MTB-MLE / 比較教育学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、東ティモールの教授言語問題に焦点を当て、多言語状況下でも全国で一定の教育水準を担保する上で必要な教育政策について検討を行うことを目的とする、政策提言的研究を目指す。具体的には、当国で実施されている教育政策「母語を基礎とした多言語教育(Mother Tongue-Based Multilingual Education)」を事例とし、本政策がいかに機能しうるのかについて、言語状況や地理的状況の異なる国内3地域の比較分析を行う。この国内比較研究の手法を用いて、一つの教授言語政策が多くの地域で適用される事例に関する東ティモールモデルを追求し、他国との比較通用性について検討を行う。
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研究実績の概要 |
新型コロナウィルス感染症の感染状況が小康状態になったため、今年度は海外での調査を重点的に行った。まず、本研究課題において核となっている「母語を基礎とした多言語教育(MTB-MLE」という教育モデルの東南アジアでの展開状況を調べるために、同モデルの推進の中枢である国連科学文化機関(ユネスコ)・アジア太平洋教育局にて半年間の調査兼インターンシップを行った(2022年5月~10月)。この長期滞在で得られた知見は、2023年3月に所属の大学から発行される紀要論文としてまとめた。 また、研究対象国である東ティモールへの実地調査にも2回実施し(2022年11月および2023年2月)、本研究において欠かすことができない現地でのデータ収集を行うことができた。この調査の成果は、論文としてまとめ、2023年度に『比較教育学研究』等へ投稿予定である。また論文執筆にあたっては、あらゆる批判に耐えうる質の高いものとするために、2023年に国内外の学会にて発表予定である。具体的に国内学会は、国際開発学会第24回春季大会(6月3日)と日本比較教育学会第59回全国大会(6月17日~18日、24日~25日)、国際学会では“2023 TLSA Research Conference”(7月12日~14日)と“The 7th International Conference on Language and Education”(10月3日~5日)の計4件の口頭発表を予定している。 さらに、前年の研究進捗において未達成であった、ユネスコの母語教育に関する英語論文は、"Asia Pacific Journal of Education"へ投稿済みで、現在査読中である。新型コロナウィルスの感染状況を受けた特例により、特別研究員を6か月間延長していただいたため、研究成果を学会発表や論文投稿のための時間に充当する予定であり、延長により本研究課題の完遂の目途が立っている状況である。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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