研究課題/領域番号 |
20J22897
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分61020:ヒューマンインタフェースおよびインタラクション関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
大伏 仙泰 東京大学, 工学系研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2022年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2021年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
2020年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 人間拡張 / ウェアラブルコンピューティング / 顕微鏡 / インタフェース / インタラクション / マルチスケール |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は身体動作を伴う環境とのインタラクションをミクロ・マクロの領域において横断的に実現することを目的に、人が達成可能なミクロ・マクロ世界における身体運動・感覚提示に関する手法とその制約条件について解明を試みる。特に異なるスケールをもつ環境とのインタラクションの例として手指がもつ巧緻さに着目し、まずポインティング動作が要求される環境下での限界を明らかにする。最終的にはミクロ世界において得られた成果のもと、マクロ側の領域でもシームレスに適用可能なシステムの設計論の構築を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究では,肉眼では視認が困難なマイクロスコピックな環境における探索活動や微細作業の支援に着目する.そしてマイクロスコピックな環境におけるこうした作業を容易にするため,視覚以外に人間が生来的にもつ運動機能の援用を試みる.本研究では身体機能の理解に基づき視覚・運動能力に対し介入を図り,ミクロ・マクロのスケールの差異に依存しない身体性を伴った移動および操作の実現を目的とする.この目的を達成するため,本研究では指先で操作可能な小型顕微鏡(指先装用型顕微鏡)について,その設計指針のひとつである,人が操作可能な拡大倍率に関する知見を得るための実験を行った.指先装用型顕微鏡では実現が困難な高速かつ精密な計測を両立するため,これまでに構築した倒立顕微鏡を用いた実験系を用い,指先を用いた微細操作のパフォーマンスが拡大倍率によってどのように変化するか調査した.最終年度である本年度は顕微鏡下での探索を模したポインティングタスクを取り入れ,所要時間の計測を通じ人が操作可能な拡大率を明らかにした.その結果,指先装用型顕微鏡の拡大倍率を220倍から275倍程度の拡大率まで上げてもパフォーマンスの低下が見られないことが明らかとなった.また,試行回数を重ねるごとにタスクタイムが減少する可能性が示唆された.後者は指先装用型顕微鏡の利用を繰り返すことで微細運動技能が向上する可能性を示すものであり,指先装用型顕微鏡の巧緻性のトレーニングへの応用が可能であることを明らかにした.
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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