研究課題/領域番号 |
20J23703
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分47030:薬系衛生および生物化学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
齋藤 泰輝 名古屋市立大学, 薬学研究科, 特別研究員(DC1)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2022年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2021年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2020年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 糖鎖修飾 / 糖転移酵素 / 分子暗号 / FUT9 / Lewis X |
研究開始時の研究の概要 |
タンパク質の構造は遺伝子にコードされているが、糖鎖の構造は遺伝子による直接的な制御を受けないために、その構造の予測は困難である。一方で、これまでの研究から、特定のアミノ酸配列が特定の糖鎖修飾をもたらすことを見出してきた。このことは、タンパク質の分子中に特定のアミノ酸配列が糖鎖修飾を規定する分子暗号として組み込まれている可能性を示唆している。本研究では、フコース転移酵素9(FUT9)に着目し、糖鎖修飾が分子暗号によってどのように制御されているかを明らかにする。これにより、分泌経路上でタンパク質の糖鎖修飾を規定する分子暗号が読み解かれる仕組みの解明および、分子暗号による糖鎖修飾の制御を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究では、糖転移酵素が独特な細胞内空間に局在して糖鎖形成を促すメカニズムの解明を目指している。これまでの研究で、それぞれの糖転移酵素はゴルジ体内の固有の区画に局在している可能性が示唆されている。こうした酵素の細胞内における配置が糖鎖修飾の制御と密接に関わっていると想定し、ゴルジ体における 糖転移酵素の局在に着目した研究を展開した。 昨年度までに、近接依存性標識法によって糖転移酵素を取り巻く分子のネットワークを捉えることが可能であり、それによって得られた知見に基づいて酵素の細胞内局在を探ることができるという可能性が浮き彫りになった。そこで、本年度は、さまざまな複合糖質の糖鎖形成に関わる糖転移酵素について、近接依存性標識法による分子ネットワークの探査を行った。具体的には、近接標識されたタンパク質を酵素間で比較し、20種類の酵素を対象に、分子ネットワークを構成するタンパク質の種類と量の類似性に基づいてクラスター分析を行った。その結果、N型糖タンパク質とプロテオグリカンの糖鎖形成にかかわる酵素は異なるクラスターに属することが明らかとなった。また、N型糖鎖修飾を担う糖転移酵素を2つのクラスターに分類することができた。さらに、糖転移酵素の変異体を用いることで、糖転移酵素を取り巻くタンパク質のネットワークは、糖転移酵素の膜貫通領域付近の構造によって規定される可能性も示唆された。 以上の方法を用いて同定された分子ネットワークの中には、糖タンパク質中の分子暗号を読み取ってその細胞内輸送を司る分子複合体や、糖転移酵素との相互作用を仲介する分子も含まれていることが明らかとなった。こうした情報解析を通じてタンパク質の分泌経路における糖鎖修飾の制御機構を探究するうえで有用な知見をもたらすことができる。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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