研究課題/領域番号 |
20J40211
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研究種目 |
特別研究員奨励費
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 国内 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | フェリス女学院大学 |
研究代表者 |
吉田 舞 フェリス女学院大学, 文学部, 特別研究員(RPD)
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研究期間 (年度) |
2020-04-24 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 都市開発 / 都市底辺層 / ストリート・ベンダー / インフォーマリティ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、マニラの都市開発が都市底辺層に与える影響を、ストリート・ベンダー(行商、露天商など)を通して考察する。文献調査と現地調査を通じて、様々なレベルでインフォーマル性が否定/黙認されていく様相を明らかにし、国家や資本が誰をどのように選別し、それにより都市底辺層がどのように包摂・排除されていくのか、その構造とプロセスを明らかにする。
最終的には、研究の理論的・実証的な精緻化を進め、申請者のこれまでの研究で調査を行った先住民データと比較し、あらためてフィリピン社会の都市底辺層の全体像を捉えなおす。3年間の研究を通して、調査データの解釈と理論化に努め、随時、研究成果を国内外に発信する予定である。
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研究実績の概要 |
本年度もコロナウイルス感染症の影響で海外でのフィールドワークができなかったため、当初の予定を変更し、国内でインターネットを利用した情報収集や、文献研究を進めた。具体的には、コロナ関連のデータを更新し、都市底辺層の人々に関する理論的枠組みの再検討を行った。また、英語での成果報告にむけて理論的補強をするため、ロバート・マートンの『社会理論と社会構造』(みすず書房)の日本語訳の再検討および英訳作業を進めた。同時に、本テーマに関するこれまでの日本語論文の英訳作業を行った。これらの作業を通じて、過去の調査研究を改めて見直すことが可能となった。しかし、今年度は英訳作業のほか、過去に執筆した日本語論文の翻訳作業などを進めたため、ジャーナルや学会報告などでの学術的な成果を出すことはできなかった。 本年度後半には、日本国内のフィリピン人労働者を対象に、小売り販売をしている日系フィリピン人にインタビューを行うことができた。彼女らもまた、日本の都市底辺層の生活を支える物売りであり、これらのインタビューでは、今後、フィリピンと日本の都市底辺層の仕事と生活の考察をするための貴重な情報が得られた。本年度も、当初の予定から大幅に予定を変更をすることとなったが、本研究の理論的補填や英語での成果報告に向けた準備を進めることができた。
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現在までの達成度 (段落) |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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