研究課題/領域番号 |
20K00071
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 成蹊大学 |
研究代表者 |
嶺崎 寛子 成蹊大学, 文学部, 教授 (50632775)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 宗教系NGO / マイノリティ / アフマディーヤ / 国際NGO / 宗教 / 援助 / 開発 / 支援 / グローバル化 / ジェンダー / イスラーム / 開発支援 / 国際的宗教系NGO |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、特に特定の宗教との結びつきを持つ国際NGO-以下宗教系NGOと呼ぶ―に注目し、その支援の特徴や社会的役割の解明を目指す。欧米とアフリカ中心に数千万人の信徒がいる世界的なイスラーム系教団、アフマディーヤが展開する国際NGOヒューマニティ・ファースト(本部イギリス)を事例とし、宗教系国際NGOの支援のダイナミクスを、地域やジェンダー等の変数を視野に入れ、文化人類学の調査方法に基づき明らかにする。
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研究実績の概要 |
エジプトで調査を行い、今までの調査内容について成果を出版した。 具体的には、エジプトでヒューマニティーファーストのNGOの実態を、エジプトのNGOに詳しいインフォーマントからの聞き取り調査を行った。それによって宗教系のNGOと、そうでないNGOとの性質の違いを、予算、人員配置、コンセプト等につき明確にできるよう調査を進めた。 予防接種の日程、その他本務との兼ね合いなどで日程調整が難航し、ヒューマニティファーストが実際に行っている支援のフィールド(西アフリカ)での調査は見送らざるを得なかった。 成果としては『日本に暮らすムスリム』(明石書店、イスラーム・ジェンダー・スタディーズシリーズ7巻)に、アフマディーヤの難民申請についての論文を執筆した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
西アフリカでの調査ができていないなど、コロナ禍における後れを十分に取り戻せているとは言い難い。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は西アフリカの支援フィールドでの調査を行い、支援の実態や規模、メンバーの出身地や専門、プロジェクトの概要など、基本的かつ重要な調査を予定している。 イギリスの本部にて、ヒューマニティーファーストの歴史、今までのプロジェクト、成果評価などの資料収集を同時に進めたい。 フランス語圏のため、現地語に長けた調査アシスタントが必要で、その確保が課題である。
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