研究課題/領域番号 |
20K00073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01030:宗教学関連
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
谷口 智子 愛知県立大学, 外国語学部, 教授 (00363911)
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研究分担者 |
木村 武史 筑波大学, 人文社会系, 教授 (00294611)
岩崎 賢 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (50587269)
笹尾 典代 恵泉女学園大学, 人文学部, 教授 (60308294)
山本 暢 帝京平成大学, 人文社会学部, 講師 (20815203)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 北米先住民 / 中南米先住民 / 神話 / 儀礼 / 宗教 / クリー / ショショーニ / アステカ / アマゾン / ラコタ / 先住民 / シャーマニズム / 夢 / アチュアル族 / クリー族 / イロコイ族 / 先住民宗教 / ラコタ族 / カヤポ族 / アステカ族 / 供犠 / セレモニー / イニシエーション / クワウティンチャン / 性愛 / 暴力 / トラウマ / カナダ / 北米 / 中南米 / 神話・儀礼 |
研究開始時の研究の概要 |
カナダ、サスカチュワン州ホールレイク居留地の先住民クリー族の男性儀礼サンダンス、 女性儀礼ウーマンズ・セレモニーを中心に、アメリカ合衆国ラコタ(=スー族)の神話に由 来する七つの儀礼とウーマンズ・セレモニー全ての調査研究を行う。 本研究の目的は三つある。①北米、中南米の先住民の儀礼が構造的に似ていることを、アメリカ大陸を縦断的に比較宗教学の視点から研究する。②研究代表者が 実際に儀礼に参加する「体験者」として、その体験をどう理解、解釈するかという解釈学的プロセスを整理し、明らかにする。③それぞれの地域の「伝統の再創造」を現在進行形で考察する。
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研究成果の概要 |
カナダ、アメリカ合衆国、中南米の先住民儀礼や神話の比較研究を行った。谷口智子(愛知県立大学)は北米カナダ、アメリカ合衆国のクリー族、ラコタ族、南米エクアドルのアマゾンの先住民アチュアル族の神話や儀礼についてフィールドワークを積み重ね、いくつかの論文にまとめた。またアンデス先住民で起こった16世紀のタキ・オンコイ運動について単著を出版した。木村武史(筑波大学)は、北米カナダ、アメリカ合衆国のショショーニ族を中心に、北米全先住民の宗教研究についていくつかの論文と単著を出した。岩崎賢(神奈川大学)は植民地時代以降現代にいたるまで、アステカ族とその子孫の神話や儀礼について、論文や口頭発表を行ってきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は北米や中南米先住民の宗教、神話、儀礼についての比較研究を行った。本研究は全くバラバラな地域の個別研究に陥ることなく、神話や儀礼に似たような要素があることに気づき、アメリカ大陸全般の先住民の宗教的世界の比較研究を行う目的で行った。研究の学術的意義としては、主に三つある。①北米、中南米の先住民儀礼の構造的類似性を発見すること、また、アメリカ大陸の先住民宗教を横断的に比較研究すること。②研究者が実際に儀礼に参加する「体験者」として、その体験をどう理解するかという解釈学的プロセスを整理し、明らかにすること。③それぞれの地域の「伝統の再創造」を現在進行形で考察し、広く社会に還元することである。
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