研究課題/領域番号 |
20K00295
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 白百合女子大学 |
研究代表者 |
井上 隆史 白百合女子大学, 文学部, 教授 (10251381)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 世界文学 / ノーベル賞 / 大江健三郎 / 川端康成 / 三島由紀夫 / 二葉亭四迷 / 有島武郎 / 横光利一 / 中村真一郎 / 大岡昇平 / 武田泰淳 / カズオ・イシグロ / 野間宏 / 日本文学 / 近代文学 / 長編小説 / 戦後文学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、二葉亭四迷『浮雲』、志賀直哉『暗夜行路』、有島武郎『或る女』、横光利一『上海』、島崎藤村『夜明け前』、中里介山『大菩薩峠』、谷崎潤一郎『細雪』、武田泰淳『風媒花』、三島由紀夫『豊饒の海』、野間宏『青年の環』、中村真一郎『四季』、埴谷雄高『死霊』、大江健三郎『同時代ゲーム』、大岡昇平『レイテ戦記』、津島佑子『黄金の夢の歌』などを対象として、各作品の生成過程と受容状況、構造的特質と思想的背景の分析を世界文学的観点から行い、日本の長編小説の特質と意義を21世紀の世界文学、そして全体小説として、広く発信する。
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研究実績の概要 |
本課題(世界文学としての近代日本長編小説についての総合的研究)の三年目として、主に大江健三郎、川端康成、三島由紀夫、石牟礼道子を取り上げて研究を進め、その成果の一部をThe Dark Elements Of The Otherwise Bright Nobel Prize(American Comparative Literature Association,2022年6月18日、オンライン開催)、The Nobel Complex in Japan and China (Literature in the Nobel Era: Regimes of Value, 2022年8月24-26日,ドイツ文学資料館)、Comprendre et interpreter l’oeuvre de Mishima aujourd’hui(2022年12月7日, パリForum des images)、 Lighter and Darker Aspects of the Nobel Prize in Literature(2022年12月8日, パリ・シテ大学)などの国際シンポジウム、学会で発表し、内容の活字化を進めている。また、リール大学と白百合女子大学の共同セミナー(『仮面の告白』を読む)も二年目となり、その成果を活字化して発表した(「国文白百合」54号)。ほかに、Soggiorno a Venezia. D’Annunzio nella Recherche: un ineditoに序文(イタリア語)を寄せた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
国際学会等で発表する複数の機会を得て、海外の研究者との協力、連携も進み、順調に進行している。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの成果の活字化を進める一方で、さらに複数回の国際シンポジウム、学会で発表を予定している。そこでは大江、三島、石牟礼らに加え、大岡昇平、武田泰淳、野間宏等も扱う予定である。
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