研究課題/領域番号 |
20K00311
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
綿抜 豊昭 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (30211676)
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研究分担者 |
山本 啓介 青山学院大学, 文学部, 教授 (50601837)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 連歌 / 文化 / 柳営連歌 / 北野天満宮連歌 / 連歌新式 / 翻刻 / 小松天満宮 / 山田文庫 / 連歌資料 / 近世 / 和歌 |
研究開始時の研究の概要 |
江戸時代に興行された連歌については、これまで注目されてこなかった。しかし、形式化した一面はあるものの、江戸時代を通して興行され、江戸時代の文化の一部をしめていた。そこで、連歌の資料を幅広く収集し、和歌との違いなども視野にいれながら分析し、本文を翻刻し、活字化するとともに、各句が検索でき、作者が検索できるデータベースを作成し、それを用いて様々な視点で再分析を行い、近世の連歌の総合的な解析をするとともに、他の近世文学の表現と比較検討し、近世文学の特徴を明らかにする。
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研究成果の概要 |
翻刻されていない連歌の翻刻を行った。連歌の式目のデータベースを作成した。連歌の表現研究のために、新たなデータベースシステム「かぐや」を作成した。江戸幕府が行った連歌のデータベースを作成した。以上のように江戸時代の連歌の基礎的な研究システムとデータベースと翻刻資料を整えた、今後の江戸時代の連歌の研究の基盤を構築したことが成果である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
江戸時代の連歌は、文学史研究において遅れていた。しかし、江戸時代も宗教的な場では継続的に行われていた。連歌は、江戸時代の、宗教的、儀式的な文化を解明するうえで看過できない文芸である。本研究はその研究の基礎となる資料について、翻刻やデータベースを作成したので、今後、江戸時代の連歌の研究に有益と考えられる。
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