研究課題/領域番号 |
20K00357
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
|
研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
竹松 良明 同志社大学, 人文科学研究所, 嘱託研究員 (30249396)
|
研究分担者 |
戸塚 麻子 常葉大学, 教育学部, 教授 (10711450)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 中国発行の日本語雑誌 / 居留民文化雑誌 / 戦前期中国発行の日本語雑誌 |
研究開始時の研究の概要 |
北京の中国国家図書館所蔵の日本語雑誌のうち北京・上海その他の主要都市における居留民社会の動向を伝える居留民文化雑誌の類を選び出し、その総目次集成を作成する。
|
研究成果の概要 |
戦前期中国で発行された日本語雑誌のうち、「上海」、「上海公論」、「上海時論」、「北京週報」、「山東文化」、「大東亜」、「興亜」ほか計16雑誌の総目次作成を予定していたが、上記の雑誌の大部分は北京の中国国家図書館に所蔵されている。しかしコロナ禍のため全く中国に渡航できず、仕方なく日本国内の有力図書館から上記雑誌の一部所蔵分を探し出し、「上海」365冊、「上海公論」4冊、「上海時論」5冊、「北京週報」16冊、「山東文化」12冊、「大東亜」11冊、「興亜」28冊の総目次を作成した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
北京の中国国家図書館には戦前期中国発行の日本語雑誌が大量に所蔵されているが、その全貌はかつて一度も明らかにされていない。それは同図書館がかつて一度も所蔵雑誌の一覧できる冊子類を作成せず、蔵書カードのみで検索する方式であったためであり、現在でも端末検索機では雑誌の一覧を表示することはできない。従って、今回の研究対象である戦前期中国発行の日本語の文化雑誌類は、当時の日本人居留民社会の動向を最もよく伝える貴重な史料であり、今回採択した雑誌のほとんどが日本国内には所蔵がなく、中国国家図書館にのみ所蔵されている。
|