研究課題/領域番号 |
20K00437
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
|
研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
高橋 正平 新潟大学, 人文社会科学系, 名誉教授 (70075810)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | ピューリタン革命 / 王党派説教家 / 断食説教 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではピューリタン革命に対して王党派がいかなる考えからピューリタンに対抗したかの解明が彼らの断食説教解読から解明される。17世紀ピューリタン革命期ピューリタンと王党派は武力闘争を繰り広げていた。断食説教は説教による争いであるが、ピューリタン説教家と王党派説教家の両派の争いは外界での戦い以上に聴衆を奮い立たせる。理念・大義なき戦いに勝機はない。その意味で戦いへのモチベーションを高めたのはピューリタンの説教であった。本研究では王党派のピューリタン革命への見解を明らかにするとともに王党派説教家の説教の真意は反ピューリタンの姿勢とチャールズ一世擁護を明確にした、彼らの反革命観にあることを解明する。
|
研究実績の概要 |
研究課題の「ピューリタン革命期における王党派説教家による断食説教研究」はピューリタンとは思想的にも異なる王党派説教家による断食説教研究である。ピューリタン説教家は反体制的説教家で当然のことながら現政治体制を批判するが、王党派説教家は現体制の維持・管理に奔走し、反体制派のピューリタン説教家と激しく対立する。本研究では王党派説教家による断食説教研究においてその対立がどのような形で行われているかを個々の王党派説教家を取り上げ、その対立を論じている。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在王党派説教家の断食説教を精読し、その評価に着手している。
|
今後の研究の推進方策 |
ピューリタン説教家の断食説教との比較を念頭に入れ、王党派説教家の断食説教の特徴を研究している。
|