研究課題/領域番号 |
20K00442
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
渡久山 幸功 琉球大学, 国際地域創造学部, 客員研究員 (20412869)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
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キーワード | Okinawa / US military bases / American Literature / American novels / Island studies / Travel writing / Postcolonial theory / Memoir / American literature / U.S. military bases / The Battle of Okinawa / アメリカ文学 / 沖縄 / 米軍基地 / ポストコロニアル理論 / 太平洋島嶼 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は5年間を研究事業期間としているが、その理由は作品が全部で12作品と多いからである。基本的に1年に2作品のペースで研究を進めていきたい、と考えている。初年度は、作品研究と第二次資料収集を中心に行う。 また、2~4年目には、さらに作品研究と資料収集を続けながら、研究代表者が渡米するか、もしくは、4年目のシンポジウムのため2~3名の作家本人を沖縄に招聘するさいに、作家とのインタビューを計画している。同時に日本国内および米国で学会発表を行い、学会誌等への論考掲載に努力する。 最終年度には本研究プロジェクトの総括として、これまでの成果を研究報告書として出版する。
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研究実績の概要 |
研究3年目は沖縄大学地域研究所の機関誌『地域研究』No.30 2023年号に論考「時代が追い付けなかった作家ーヴァーン・スナイダーの脱植民地主義テキスト―」を掲載した。 所属機関の大学附属図書館のデータ・ベースが使用できなかったため、国立国会図書館・関西館で米国のデータベースからいくつかの英文書評を収集し、Sarah Bird の長編小説2作品に関して論文が一応の完成させた。 昨年に引き続き、コロナ禍の影響で海外への渡航が難しく、さらに、物価急上昇のあおりを受けて渡航・宿泊経費の高騰するなかアメリカへの研究旅行を見合わせた。アメリカ人作家2名と電子メールでのコンタクトすることができた。しかし、上記の理由及び作家のスケジュール・体調関係からインタビューを実施する機会を持つことは叶わなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
個人的な家庭の諸事情(親の介護など)で、3年目の前半は研究を行うことが出来ず、予定していた A Destiny between Two Worlds: A Novel about Okinawa (Jacques L. Fuqua 2015) 及び Okinawa Moon (Arthur C. Oroz 2013)に関する資料収集が一向に進まず、論考執筆が出来なかった。しかし、「時代が追い付けなかった作家ーヴァーン・スナイダーの脱植民地主義テキスト―」の論考を発表したので、「やや遅れている」と自己評価した。論文の執筆が予定より少なかったことがマイナス要因である。
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今後の研究の推進方策 |
研究4年目の研究計画は、研究が遅れていることを考慮して、積極的に研究活動を進めていきたい。まず、具体的な予定としては、10月に日本アメリカ文学会の年次大会で Sarah Bird の二つの沖縄小説に関する論考研究発表することになっている。Destiny between Two Worlds 及び Okinawa Moon の2作品に関する研究論文や書評などの第2次資料の収集のために、大学の講義のない9月もしくは3月の休暇期間中に渡米を計画している。その時に、作家へのインタビューの実施や学会発表にこぎつけるように最善の努力を尽くしていきたい。
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