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対抗文化期から遡行する冷戦期合州国表象文化(史)の研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K00447
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02030:英文学および英語圏文学関連
研究機関尚絅学院大学

研究代表者

中山 悟視  尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (40390405)

研究分担者 塚田 幸光  関西学院大学, 法学部, 教授 (40513908)
村上 東  秋田大学, 教育文化学部, 非常勤講師 (80143072)
大田 信良  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90233139)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード冷戦 / 対抗文化 / ソフトパワー / 冷戦期 / 表象文化史 / 覇権国家 / 文化資本 / アメリカ / 英語圏文学 / 英語圏文化
研究開始時の研究の概要

本研究は、冷戦期合州国表象文化が合州国国内で持つ諸問題を調査研究の対象とすると同時に、冷戦期合州国表象文化をソフト・パワーとして買い取り、合州国の覇権主義によって影響を被る日本の側から、視点を180度転換し合州国表象文化を読み直す、あるいは歴史的に定義し直す試みでもある。いわば、文学(史)研究とナショナリズムの関係に自覚的なNew Americanismの動向に、ソフト・パワーを受け取る側から呼応したものでもある。

研究実績の概要

塚田は、映像作品に関する研究と、文化研究の論考を精力的に続けている。2023年6月にはアジア系アメリカ文学会のシンポジウムに登壇し、『ノマドランド』に関する報告をした。2023年9月には、ウィリアム・フォークナー協会の全国大会シンポジウム「ノンフィクショナル・サウス」において、冷戦時代におけるニューディール文化生成に関する報告をした。
中山は、辻和彦氏との共編著『ナラティヴとダイアローグの時代に読むポー』の中で、19世紀作家ポーと20世紀作家ヴォネガットを介して、小説というメディアとアメリカ社会における文化生成との関係について検討するインタビュー記事を掲載した。
大田は、英文学と批評の関係性について精力的に研究業績を重ねている。特に本年度は4つの雑誌に論考を掲載した。英文学を中心に、国民国家/ネーション/シティズンシップをめぐる論考は、次年度刊行する予定の共著に寄稿された研究にとって非常に重要なものとなっている。
村上は、共著の編集および原稿集めの作業に注力しており、次年度にはこの共著を完成させる用意を整えた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究のまとめとして出版を予定している共著の編集・完成に時間がかかっているため、進捗が遅れてしまっているが、次年度中には共著を刊行させ、本研究を完了させる予定である。

今後の研究の推進方策

共著へ掲載される論考を早くすべて集め、年度中なるべく早く出版できるように、出版社とともに計画している。

報告書

(4件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (27件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2011

すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 1件、 招待講演 7件) 図書 (10件)

  • [雑誌論文] English as an Additional Language とシティズンシップの英文学 ――English Studies の再編に向けての覚書2024

    • 著者名/発表者名
      大田信良
    • 雑誌名

      津田塾大学紀要

      巻: 56 ページ: 95-113

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] シティズンシップの英文学とネーション――トランスナショナルにグローバル化する『想像の共同体』?2024

    • 著者名/発表者名
      大田信良
    • 雑誌名

      東京学芸大学紀要 人文社会科学系

      巻: 75 ページ: 21-30

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] シティズンシップの英文学とThe Secret Agentを再考する――ユーラシアのEnglish Studies のために2023

    • 著者名/発表者名
      大田信良
    • 雑誌名

      英學論考

      巻: 51 ページ: 51-76

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 英国ロマン主義におけるギリシアの存在の再解釈――大衆化されたモダニティのさらなるグローバル化という歴史条件2023

    • 著者名/発表者名
      大田信良
    • 雑誌名

      東北ロマン主義研究

      巻: 10 ページ: 41-53

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ヴォネガットの SF 的想像力と人間性の探求2022

    • 著者名/発表者名
      中山悟視
    • 雑誌名

      英語英文學研究

      巻: 66 ページ: 25-38

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] ヘミングウェイ文学の潮流 : 人と作品2011

    • 著者名/発表者名
      塚田幸光
    • 雑誌名

      岐阜市立女子短期大学研究紀要 = Bulletin of Gifu City Women's College

      巻: 61 ページ: 9-16

    • DOI

      10.24516/00000168

    • NAID

      110009432631

    • URL

      https://gifu-cwc.repo.nii.ac.jp/records/184

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [学会発表] フラジャイル・アメリカークロエ・ジャオ『ノマドランド』とナルシスティック・ランドスケープー2023

    • 著者名/発表者名
      塚田幸光
    • 学会等名
      アジア系アメリカ文学会第148回例会ミニシンポジウム「映像作品の中のトランスボーダーネスー21世紀初頭のアジア系(アメリカ)映画を中心に」
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 黒い太陽―ロイ・ストライカー、FSA、ニューディール文化生成―2023

    • 著者名/発表者名
      塚田幸光
    • 学会等名
      日本ウィリアム・フォークナー協会全国大会シンポジウム「ノンフィクショナル・サウス」
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 『ライフ』・イズ・ビューティフル-マーガレット・バーク=ホワイトとニューディールの文化学-2022

    • 著者名/発表者名
      塚田幸光
    • 学会等名
      関西アメリカ文学会例会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] シンメトリカル・ラビリンス―ゲイハルター『いのちの食べかた』と「食」生成の政治学―2022

    • 著者名/発表者名
      塚田幸光
    • 学会等名
      第34回エコクリティシズム研究学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] Ghost Unbound: Faulkner, Ward, and Capitalism2022

    • 著者名/発表者名
      Yukihiro TSUKADA
    • 学会等名
      Faulkner and Ward Conference, “Ghosts, Memory, and Trauma” (Center for Faulkner Studies)
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 英国ロマン主義と大衆化されたモダニティのさらなるグローバル化2022

    • 著者名/発表者名
      大田信良
    • 学会等名
      第17 回TARS 研究会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 事後の日常ーヴォネガットと事の終わり2022

    • 著者名/発表者名
      中山悟視
    • 学会等名
      第34回エコクリティシズム研究学会シンポジウム
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] 後期作品におけるVonnegutとTroutーTimequakeを中心に2022

    • 著者名/発表者名
      中山悟視
    • 学会等名
      日本アメリカ文学会第61回全国大会/シンポジアムⅠ
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] ドメスティック戦域/劇場シアター ーヘミングウェイ、ジャーナリズム、『NANA通信』2021

    • 著者名/発表者名
      塚田幸光
    • 学会等名
      日本ヘミングウェイ協会シンポジウム「ヘミングウェイとジャーナル/ジャーナリズム」
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] "normal at last" ――Kurt Vonnegut, Timequake における既視感の(非)日常2021

    • 著者名/発表者名
      中山悟視
    • 学会等名
      日本アメリカ文学会関西支部7月例会ミニシンポジウム「非日常性のアメリカ文学」
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [学会発表] ヴォネガットの SF 的想像力と非日常的な日常2021

    • 著者名/発表者名
      中山悟視
    • 学会等名
      日本アメリカ文学会東北支部12月例会シンポジウム「コロナ禍で読み直すアメリカ文学」
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] ナラティヴとダイアローグの時代に読むポー2023

    • 著者名/発表者名
      辻和彦、山本智子、中山悟視
    • 総ページ数
      262
    • 出版者
      彩流社
    • ISBN
      9784779129315
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
  • [図書] ブライト・ヤング・ピープルと保守的モダニティ――英国モダニズムの延命2022

    • 著者名/発表者名
      髙田英和・大道千穂・井川ちとせ・大田信良(共編著)
    • 総ページ数
      256
    • 出版者
      小鳥遊書房
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] モダンの身体 マシーン・アート・メディア2022

    • 著者名/発表者名
      中村嘉雄・小笠原亜衣・塚田幸光(共編著)
    • 総ページ数
      364
    • 出版者
      小鳥遊書房
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] 非日常のアメリカ文学ーポスト・コロナの地平を探る2022

    • 著者名/発表者名
      辻和彦・浜本隆三(共編著)
    • 総ページ数
      288
    • 出版者
      明石書店
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [図書] ヘミングウェイ批評 三〇年の航跡2022

    • 著者名/発表者名
      塚田幸光(共著)
    • 総ページ数
      490
    • 出版者
      小鳥遊書房
    • ISBN
      9784909812834
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] メディアと帝国ー19世紀末アメリカ文化学2021

    • 著者名/発表者名
      塚田 幸光(共著)
    • 出版者
      小鳥遊書房
    • ISBN
      9784909812773
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] アール・デコと英国モダニズム2021

    • 著者名/発表者名
      大田信良(共著)
    • 出版者
      小鳥遊書房
    • ISBN
      9784909812575
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] メディアと帝国 19世紀末アメリカ文化学2021

    • 著者名/発表者名
      大田信良(共著)
    • 総ページ数
      382
    • 出版者
      小鳥遊書房
    • ISBN
      9784909812773
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] メディアと帝国 19世紀末アメリカ文化学2021

    • 著者名/発表者名
      村上東(共著)
    • 総ページ数
      382
    • 出版者
      小鳥遊書房
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] メディアと帝国 19世紀末アメリカ文化学2021

    • 著者名/発表者名
      中山悟視(共著)
    • 総ページ数
      382
    • 出版者
      小鳥遊書房
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-12-25  

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