研究課題/領域番号 |
20K00661
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 明治学院大学 (2022) お茶の水女子大学 (2020-2021) |
研究代表者 |
中西 公子 明治学院大学, 文学部, 教授 (30598751)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 形式意味論 / 比較構文 / 度量句 / 形容詞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、5 meters などの度量句が関わる形容詞計量の意味的制約を考察し、他範疇における制約との関連を明確にすることを目的とする。度量句は文法範疇を超えた広い分布を示すことが知られているが、5 meters wide / 5 degrees bent のように形容詞と共起する際、言語間で意味解釈の相違が生じる。この観察を出発点とし、「形容詞計量の意味的制約は各言語でどのように生じるのか」という問いに取り組む。形容詞が動詞由来であるか否かに着目することで、形容詞だけに適用されていた意味的分類を動詞に拡張し、形容詞と動詞の意味的性質の並行性を見出すことを目指す。
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研究実績の概要 |
3年目に当たる2022年度は、これまでに得られたデータに基づき理論的考察を行うことに重点を置いた。具体的には、前年度に続き「日英語の比較構文が意味的性質によってexplicit comparison と implicit comparison に分類できる」という Kennedy (2007) の分析に基づき、日本語の比較構文の意味的制約を検討した。先行研究では「より」を用いた比較構文に焦点が置かれてきたが、あまり注目されてこなかった「以上に」比較構文と対比させることで、両者の意味的性質がより明らかになることを論じた。この研究成果の一部を招待公演で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
国際学会の中止やオンライン開催のみの実施などにより、研究発表の場が制限された。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を1年延長し、国際学会での発表と学術雑誌への投稿を行う。
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