研究課題/領域番号 |
20K00669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02080:英語学関連
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
菅野 悟 東京理科大学, 教養教育研究院神楽坂キャンパス教養部, 准教授 (80583476)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 統語論 / 生成文法 / 動詞句 / ラベル付け / 一致操作 / 寄生空所構文 / 主語句内部からの抜き出し / 英語学 / vP構造 / 素性 / φ素性 / 極小主義プログラム / ラベル理論 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、Chomsky(2013, 2015)より提示されたラベル理論の下、研究を遂行する。近年の極小主義プログラムにおいて、ラベルの重要性が再認識されている。その理由は、ラベル理論が普遍文法の解明に貢献すると考えられているためである。 本研究ではvP内のラベル付けの解明を通し、普遍文法への記述的・理論的貢献を学術的な課題とする。この目的のため、特に、ECM構文、結果構文、小節、二重目的語構文に焦点を当てる。これらの構文のvPに焦点を当て、vP構造のラベル付けを解明する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、生成文法のラベル理論の枠組みで、動詞句内部の構造を明らかにすることである。CP領域のCやTのラベル付けに関しては、意見の一致が形成されつつあるが、動詞句内のラベル付けに関しては不明な点が多く残されている。そこで、本研究では、Swallow構文、寄生空所構文、主語句内部からの抜き出しなどを通して、動詞句の構造、および、ラベル付けの方法をより明確化する。さらに、ここでの研究がさらに発展され、ラベル付け全般に関わる現象の解明へと研究が進められている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、生成文法のラベル理論に依拠している。ラベルは統語対象物がインターフェースで解釈する際に必須の情報となる。本研究を通し、動詞句内部でのラベル付けに対する提案がなされている。この提案がラベル理論に対する貢献となる。さらに、近年の生成文法がラベル理論を中心に展開している点を考慮すれば、本研究は、生成文法の理論的推進に貢献していると言える。また、生成文法の最終的な目標となる、人間が有する言語機能の解明の基盤となると考えられる。
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