研究課題/領域番号 |
20K00707
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 立教大学 |
研究代表者 |
丸山 千歌 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 教授 (30323942)
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研究分担者 |
小澤 伊久美 国際基督教大学, 教養学部, 課程上級准教授 (60296796)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 日本語教育 / 日本語学習者 / 日本社会 / 日本文化 / キャリア / TEA / 元留学生 / 日本とつながる / 自己実現 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、現在も日本と関わりを持って生きる、日本語学習経験をもつ元留学生を対象 に、日本語学習や日本への留学を通じた日本留学体験・日本語学習の位置づけの変容とそ の要因についての拡大調査を行い、ライフという枠組みを活用しながら、類型化を図るこ とを目的とする。独自性と創造性は、①日本語学習者のキャリア形成について、ワークだ けでなく、ライフ全体の中から考察する、②これまでの研究成果を踏まえて、新たな課題である「深い経験づけ(Deep Experiencing: DE)」の観点を取り込んだ研究を展開する、③研究課題達成のための研究手法としてPAC分析法とTEAを用いる点にある。
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研究実績の概要 |
本研究は『「移動して学ぶ」時代の日本語教育―留学体験の意味づけの変容・維持過程の分析からー』(平成28年度-30年度基盤研究(C)課題番号16K02824)の発展的研究である。現在も日本とつながって生きる、日本語学習経験を持つ元留学生を対象に、PAC分析法とTEAを活用し、日本語学習や日本への留学を通じた日本留学体験・日本語学習の位置づけの変容とその要因について、「深い経験づけ(Deep Experiencing: DE)」(Lehmann & Valsiner, 2017)を取り入れながら分析を行い、類型化を図ることを目的としている。 研究代表者(丸山)と分担者(小澤)の本務の業務負担増と新型コロナウイルス感染症拡大の影響による過年度の研究の遅れが影響し、2023年度の研究活動は捗々しくなかったが、活動内容は主に2点に整理できる。 1点目は研究代表者(丸山)が日本語教育学会編『日本語教育』への寄稿論文(2023年4月刊行)を執筆し、その中でこれまでの研究成果の一部を含め、研究成果を広く知らせる取り組みをした。また、研究代表者と分担者との共著で、これまでのデータの再分析を行い、今後の研究課題を整理し論文として発表したほか、これまでの研究成果をMHB学会の特集号のコラムとして発表した。 2点目は研究手法に関する取り組みである。TEAについては、研究分担者(小澤)が第2回 TEAと質的探究学会大会や日本質的心理学会第20回大会で発表を行った。また、日本語教育学会編『日本語教育』への寄稿論文(2024年4月刊行)を執筆し、TEAを日本語教育学にで活用することをテーマとして、これまでの研究成果を広く知らせる取り組みをした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本務の業務負担増と新型コロナウイルス感染症拡大の影響による過年度の研究の遅れが影響し、インタビュー調査の進捗が捗々しくないため
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今後の研究の推進方策 |
研究代表者と分担者双方の、本務の業務負担増コロナ禍の影響を受け、調査が予定通り進まなかったが、これまでのデータの再分析を行い、研究課題を整理するとともに、研究の成果を講演や寄稿論文を通して広く学会・社会に知らせることができた。2024年度もこの課題に取り組みつつ、当初の計画に沿って、調査協力者の選定およびインタビュー、分析を進めていく予定である。
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