研究課題/領域番号 |
20K00743
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
吉田 達弘 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (10240293)
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研究分担者 |
今井 裕之 関西大学, 外国語学部, 教授 (80247759)
岩坂 泰子 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 准教授 (80636449)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 英語教育 / 教師教育 / 社会文化理論 / 情動体験 / 授業研究 / 英語教育学 / 情動的体験 / 社会文化的理論 / 情動 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで,英語の授業研究では,教師の英語運用力や指導技術の評価的検討に終始することが多かったが,本研究では,英語教師の内面で発生した情動に着目し,その情動を契機として児童生徒とのやりとりにおいてどのような即興的思考をしたのかを検討し,専門的力量形成につなげる場として,授業研究を再構築する。特に,英語教師自身が自己の内面で発生した情動と,その情動を契機として生徒とのやりとりにおいてどのような即興的思考をしたのかについて語る場,および,同僚教師や研究者がその語りに耳を傾け探究する場,および,そこでの討議を通じて英語教師の高い専門的力量形成の場へと授業研究を再構築することを目的とする。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は,英語教師自身が自己の内面で発生した情動に着目し,その情動を契機として児童生徒とのやりとりにおいてどのような即興的思考をしたのかを検討する場として,授業研究を再構築することを目指すものである。3年目も,新型コロナウイルス感染症対策のため,研究協力校にて対面で授業研究および授業者へのインタビューを行い,データ収集することが計画通り運ばなかった。そのため,当初3年間の計画であった本研究を1年間延長することとした。研究協力者3名(2名の小学校外国語教育専科教員,1名の中学校教員)には,2年目から継続して,オンライン授業研究システムを活用した授業研究への参加,および,インタビューへの協力をお願いし,データの分析を進めた。2年目に共有された授業ビデオは16本,インタビューは6回行われた。 本研究では,授業研究を通して,社会文化理論や二人称的アプローチに基づいて教師の情動と認知,および,即興的判断に注目した授業研究と授業者へのインタビューからその変容を明らかにすることを目指しているが,同時に,近年の学校教育において進む国主導による教育改革の推進や,学校教育現場の多忙化や人材不足から生じる働き方改革の波が,教師に及ぼす影響を社会学的な視点を持って検討していくことの必要性も見えてきた。学校における教科指導の中でも英語教育は,学習指導要領の改訂後,大きな制度変更がなされ,また,毎年,国による英語学習状況調査がなされるなど,国の政策が教師の教授行為,特に,情動面に対する影響が大きい。このため,3年目は,教師が経験する情動体験を「感情労働(emotion labor)」(Hochschild,1983)という側面から研究することにも着手した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
本研究課題への取り組み開始直後から,新型コロナウイルス感染症対策のため,研究協力校でのフィールドワークやデータ収集(対面での授業研究および授業者へのインタビューなど)を行う計画が,予定通り運ばなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
当初3年間の計画であった本研究を1年間延長することとし,3年目に実施すべき研究計画を4年目に実施する。当初,研究協力校で実施予定だった対面での授業研究が実施できず,オンラインでの授業研究に切り替えたため,データ分析等の方法に変更が生じているが,次年度は,研究の公表を確実に行う。ただし,研究成果発表の場として,国内外の関係分野の研究者を招聘し,研究フォーラムを開催する計画であったが,これについては,実施方法等を再度検討する。
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