研究課題/領域番号 |
20K00757
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 東京農業大学 |
研究代表者 |
小林 薫 東京農業大学, 生命科学部, 教授 (50804019)
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研究分担者 |
萩原 明子 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (50266904)
内藤 麻緒 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 准教授 (30410062)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | メタディスコース / 実験論文 / コーパス / 科学英語 / ESP / ライティング指導 / コーパス分析 / 英語教育 / 生命科学 / 論文指導 / ライティング / 言語習得 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではコーパス分析の手法を用いて、生命科学分野の日本人のメタディスコース学習プロセスを解明し、メタディスコース学習指導案を提示する。まず生命科学分野の国際ジャーナルに発表された英語論文に使用されているメタディスコースマーカーを抽出し、それらを規範として、日本人学生及び研究者が過剰にあるいは過少に使用しているマーカーを同定する。一方で、英語論文の発表を相当数経験している日本人研究者のメタディスコースの使用状況も調査する。これらの結果をもとに日本人が修得しやすいものとしにくいものの分析を行い、今後の生命科学分野の英語教育に反映させることを目的とするものである。
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研究成果の概要 |
生命科学分野の論文で使用されるメタディスコースマーカー(MDM)の活用方法を学ぶことは、この分野の学生が論文を読み書きするのに不可欠だが、当該分野における実験論文の中でのMDMの使用状況及び、日本人研究者が過剰・過少使用するMDMは明らかにされておらず、学部英語教育の中での効果的な指導方法も確立されていない。本研究では、当該分野の論文で6つのコーパスを作成し、MDMの出現を比較分析することによって、日本人研究者と学生が過少・過剰使用するMDMを同定し、学習指導方法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、日本人研究者による論文発表件数の順位が低下しているが、一つの原因として、日本人研究者が論文を英語で執筆することを明示的に学習していないことが挙げられる。本課題では生命科学分野の実験論文において日本人研究者及び、日本人学生が過剰・過少使用するMDMを同定し、学生にMDMを効果的に使用しているサンプルを提示することがMDMの習得につながることを明らかにした。この結果を科学英語教育の場で応用することは、日本人研究者が非日本語話者にとって読みやすい論文を執筆する一助となることが期待できる。
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