研究課題/領域番号 |
20K00764
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
山下 美朋 立命館大学, 生命科学部, 准教授 (20779029)
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研究分担者 |
河野 円 明治大学, 総合数理学部, 専任教授 (20328925)
山中 司 立命館大学, 生命科学部, 教授 (30524467)
山岡 憲史 立命館大学, 教育開発推進機構, 教授 (90469114)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 英語ライティング指導 / 高大連携 / 実践指導 / ライティング指導書 / 研修 / 英語ライティング / 高大連携の指導 / 授業実践 / 論理的思考力の醸成 / ライティング指導研修 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では「英語ライティングにおける高大連携の指導体制」を構築することを目指す。高等学校から大学につながる英語ライティング指導を双方の教員が協働で考え実践するものである。具体的には、1) 高校から大学へ継続的な指導ができる「英語ライティング指導書」を作成し、その指導案に基づいた授業実践を行う。2) 指導においては「論理的思考力」を醸成するための書く指導に焦点を置き、「書く」という行為を通して生徒や学生が自ら思考し、論理的に表現できる力を養う。3)1)の指導書をもとに「高大の英語教員を対象としたライティング指導研修」を行う。
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研究成果の概要 |
本研究課題では、「英語ライティングにおける高大連携の指導体制」を構築することを最終目標とし、全国15の高等学校で、英語ライティング指導を高大双方の教員が協働で考え、実践した。最終年度には、3年間の実践指導の集大成として、主に高校の先生を対象としたライティング指導書となる書籍を本研究者6名で執筆し刊行した(「英語ライティングの指導 基礎からエッセイライティングへのステップ」三修社)。本書では、ライティング理論と指導実践を紹介する流れで構成した。またパラグラフ以前の指導からエッセイまでの指導を段階的に指導する方法を示した。出版に先立ち、書籍の指導に基づいた講演会とワークショップを開催した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果の意義は、これまでに多くの研究者や現場の教員に指摘されつつも行われてこなかった高大連携のライティング指導を高大双方の教員が集まり実際に行うことそのものにあったと言える。大学の教員の知見に基づく最新のライティング指導法を高校の現場の教員と共有し、現場に適した教育ができるようにした。また逆に現場の実践から見えてくるものを、ライティング指導理論に反映することができ、指導法理論と実践が双方向に資する高大連携となった。そのうえ、研究の関係者だけに留まることなく研究成果を、広く現場の教員に役立つ指導書という形にし、研修を通して教員のライティング指導力向上につなげることができた。
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