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自己調整理論とS2Rモデルを援用した読解方略指導教材の開発と評価

研究課題

研究課題/領域番号 20K00767
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分02100:外国語教育関連
研究機関阿南工業高等専門学校

研究代表者

勝藤 和子  阿南工業高等専門学校, 創造技術工学科, 教授 (50363130)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
キーワード第二言語習得研究 / 方略的自己調整モデル / 自己調整学習 / 因子分析 / 調査票 / 学習ストラテジー / S2Rモデル / 学習感 / 自己効力感 / 英語学習 / S2Rモデル / 質問紙 / 学習観 / 学習方略 / 高専生 / 自己調整学習理論 / L2リーディング / 読解方略 / 高専
研究開始時の研究の概要

多くの学習者は,英語能力を高めるには,学校の授業が効果的であることが不可欠だと考えている。しかし,授業が英語学習の根幹だとしても,英語学習は週に数時間の授業だけでは,全く不十分と言わざるを得ない。本研究は,英語指導を成功させるために,高い自己調整学習力を持つ自律的学習者を育成する指導方法を開発・評価することを目的とする。指導の対象となる領域は高専1~2年の読解指導とする。自己調整理論を援用し,高専生の英語読解力と自己調整力の接点や学習方略や読解方略の発達の過程を観察し,読解指導をする上で効果的な指導方法を検討する。指導教材を開発・試行し,自己調整学習や読解方略の発達への効果について評価する。

研究成果の概要

Oxfordの方略的自己調整力モデルに基づいた調査票を開発実施し,分析の結果「メタ認知」,「認知」,「メタ情意・情意」,「メタ社会文化対人」,「社会文化対人」の5因子を得た。5因子間では有意な正の相関があった。5因子と「成績」および「GTECスコア」との相関では,「成績」と「メタ認知」の間,「成績」と「認知」の間,「GTECスコア」と「メタ社会文化対人」の間に正の相関がみられた。「メタ認知」因子や「認知」因子が,学校の授業や学習で構成される「成績」と相関があり,「メタ社会文化対人」因子が教室外のコミュニケーションへの共感や信念と関連が深い「GTECスコア」と相関があることが明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

学校の「成績」を伸ばすためには,「メタ認知」や「認知」の方略が関わっているが, これに対して,コミュニケーション力を測る「GTECスコア」の伸長を諮るためには,「メタ社会文化対人」方略を鍛える必要があるということが示された。学校の「成績」は良いが,「GTECスコア」では振るわない学習者については,「メタ社会文化対人」方略の使用が低い可能性があり,このメカニズムについて,このモデルを用いれば,説明ができることがわかった。本研究は「メタ社会文化対人」方略の重要性や訓練の必要性を認識させるものであり,この方略の指導や学習の効果について,授業者と学習者に教育的な示唆を与えるものである。

報告書

(4件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 英語学習者の 自己調整学習ストラテジーに関する 質問紙の試行について2022

    • 著者名/発表者名
      勝藤和子
    • 学会等名
      全国英語教育学会北海道研究大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書

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公開日: 2020-04-28   更新日: 2024-01-30  

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