研究課題/領域番号 |
20K00782
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
久島 智津子 津田塾大学, 数学・計算機科学研究所, 研究員 (80623876)
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研究分担者 |
来住 伸子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (50245990)
廣森 友人 明治大学, 国際日本学部, 専任教授 (30448378)
山本 裕一 北海道大学, 情報基盤センター, 助教 (10240128)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | eラーニング / 英語ライティング / 自律学習 / 協調〔協働〕学習 / 自己省察 / ライティング分析 / 学習コミュニティ / 語彙分析 / 英作文 / 使用語彙 / 協働的学習 / 自己モニター / 学習者エンゲージメント / 協調学習 / ライティング / 学業援助要請 / 学習ストラテジー / Bot / 英語教育 / オンラインコミュニティ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,大学生が目的に応じたライティング活動に従事し,自己モニター機能や学習者の相互作用を通じて,ライティング力の向上を支援するシステムを研究開発し,協調学習・自律学習における有効性を検証することを目的とする。システムの設計方針は,1)オンラインフォーラムをベースにし,仮想メンバーとしてBot(ロボットエージェント)の参加・役割も選択できるようにする,2)学習者の目的に沿ったライティング力の向上に資するヒント機能を付ける,3)学習者が自己モニターできる機能を付ける(自動表示,可視化),の3点である。システムの運用後,学習者の協調学習,自律学習の状況を調査し,一定の傾向を明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,自律学習,協調学習を支援する英語ライティングシステムを開発し,そのシステムの有効性を検証することであった。開発されたシステムCoconutsは,個人学習と協調学習を主体的に往還して学べるようになっており,自分の英作文が自動分析され,自己省察ができる機能もある。Coconutsは大学の英作文の授業で利用され,Coconutsを利用した多くの学習者はシステム内に構築された学習コミュニティから学び,また自己モニター機能から自分の英作文を振り返り,改善点を見出していることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昨今は,オンラインを利用した学習の機会が増大しICTを活用した個別最適な学びと協働的な学びの実現が中央教育審議会(2021)でも提言されている。本英語ライティングシステムは個別最適な学びと協働的な学びの実現に沿うものであり,特に自己の英作文をモニターし,気付きを得ることは,自律学習を進める上でメタ認知力を高める重要なステップである。気付きを得た後に目標を再設定し,自己の英作文の改善につなげることがライティング活動における1つの目標になる。本研究課題は,オンライン学習において学習者の学びの手法を拡大し,英語ライティング学習や指導の在り方に貢献するものであろう。
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