研究課題/領域番号 |
20K00810
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
山下 巌 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (70442233)
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研究分担者 |
佐藤 健 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40402242)
横島 啓子 国際医療福祉大学, 小田原保健医療学部, 教授 (50369469)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | フィンランド / 看護英語 / ウェブ型学習 / CSCL / 国際共同開発 / Zoom / COIL / ESP / オンライン共同授業 / 医療英語 / 看護学 / ZOOM / 看護学生 / LMS |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、フィンランドのユヴァスキュラ応用科学大学(Jyvaskylan ammattikorkea-koulu: 以下Jamkと略記)の看護学科国際コースと提携し、LMSを活用したCSCL(Computer Supported Collaborative Learning:コンピュータ支援型協調学習)と対面型授業とを相補的に組み合わせた医療英語学習環境を構築する。その際、CSCL上で様々な視点や文化的背景を有しながらも、看護学という明確な学習基盤を共有する多国籍学習集団と、臨場感溢れるインタラクションと教室での対面授業を通して実践的にESP型医療英語学習を行うモデルの共同開発を目指す。
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研究成果の概要 |
本研究代表者の山下は、フィンランド・ユヴァスキュラ応用科学大学(Jamk)看護学科とのCOIL型授業の同期・非同期型学習環境を簡易構築し、医療英語学習に焦点化したESPプログラムのパイロット・スタディを今一人の分担者である佐藤・横島と主に試行した。その結果、海外の教員や学生と英語によるリアルタイムのインタラクションが可能となり、参加学生の多くが、従来の授業にはない国際コミュニケーションならではの新鮮さを感じるに至り、英語学習へのさらなる意欲を示すようになった。この研究成果は、World CALL2023やトルコのHarran University主催の国際学会で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COILの課題としては、概して表面的な単発の異文化交流に留まりがちな点が指摘されている(池田 2020)。それに対し、本研究が目指すCOIL型授業を展開する事例は、全国の看護学部においては初の試みとなる。 また、アジア・アフリカ諸国、東欧・アラブ圏出身の学生が多く在籍するJamk看護学科国際コースとの共同授業においては、看護をテーマとし国際補助語としての英語(EIAL: English as an International Auxiliary Langauge)を用いた学習が可能となり、『高齢先進国』である我が国の高齢化対応策の一端を、世界に向けてボーダレスに英語で発信してゆくことができる。
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