研究課題/領域番号 |
20K00813
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 岡山大学 (2023) 中央大学 (2020-2022) |
研究代表者 |
阿部 真理子 岡山大学, 教育学域, 教授 (90381425)
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研究分担者 |
小林 雄一郎 日本大学, 生産工学部, 准教授 (00725666)
近藤 悠介 早稲田大学, グローバルエデュケーションセンター, 准教授 (80409739)
藤原 康弘 名城大学, 外国語学部, 教授 (90583427)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 縦断的コーパス / 学習者コーパス / スピーキング能力 / 言語産出 / 発達指標 / 学習月数 / 流暢性 / 複雑性 / スピーキング / 英語スピーキング力 / スピーキングコーパス / 発達プロセス / 発達要因 / スピーキング力 / 実証的研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、前年度までの科学研究費採択課題において収集が完了した二つの異なるデータを利用した分析を行う。具体的には、高校生の発話を3年間にわたって継続的に収集した縦断的スピーキング学習者コーパス (Longitudinal Corpus of Spoken English: LOCSE) と複数の調査方法を使って収集した学習者に関するメタ情報を用いて、高校生のスピーキング力の発達プロセスを解明し、その発達に寄与する要因を特定する。
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研究成果の概要 |
スピーキング評価の予測に大きく寄与する項目として、発話の総語数、前置詞、名詞、冠詞、等位接続詞、動詞の現在形、動詞の過去形、強調表現、副詞、一人称代名詞などの相対頻度が挙げられることが判明した。また語彙の多様性、特に異なる単語の数がスピーキング発達の予測因子として、重要であることも明らかになった。語彙の洗練度は、学習期間と強い関連を示さなかったことから、高等学校における学習段階では、英語を話す能力は、複雑な語彙を使うことよりも、異なる単語を使うことに影響されることが分かった。これらの研究成果から、スピーキング能力の発達における言語項目の特定や習期間との関連性について新たな知見が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果は、高等学校における教育実践、およびスピーキングテストの開発と評価にとって貴重な資料となるため、本研究の果たす役割は大きい。また、本研究チームはその研究成果を、研究者のみならず、高等学校などの英語科教員を対象とした学会・研究会において公表する活動を行っている。このような活動を通じて、さまざまな領域に関心を持つ聴衆と幅広い意見交換を行うことが可能となり、教育現場における実践的なフィードバックを得ることができるだけでなく、研究成果の普及と応用を促進することができる。
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