研究課題/領域番号 |
20K00821
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
田浦 アマンダ 摂南大学, 国際学部, 准教授 (60388642)
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研究分担者 |
田浦 秀幸 立命館大学, 言語教育情報研究科, 教授 (40313738)
ヒーリ サンドラ 京都工芸繊維大学, 基盤科学系, 教授 (10460669)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | バイリンガリズム / アイデンティティー / 帰国高校生 / ナラティブ / アイデンティティ / 日英バイリンガル / バイリンガル / 日英語 / 脳賦活 |
研究開始時の研究の概要 |
過去22年間縦断的にデータを提供してくれた日英バイリンガル2名と、過去10年間縦断的に言語・脳賦活データを提供してくれた日英バイリンガル帰国生30人から、渡航当時の心境・現地校に慣れるにつれて変化した心情・帰国直後の心境・日本生活に再度慣れた現在の心境を(ライフストーリー、アイデンティティー研究として)聞き取り調査するのが本研究の目的である。
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研究成果の概要 |
英語圏からの帰国高校生13人から収集したインタビューデータを、量的語彙分析後、解釈的現象学的分析手法を用いて分析した。その結果、幼少期を英語圏で過ごした後で帰国した生徒達は、日本社会や日本での学校生活に適用する過程でいじめや無視を多少なりとも体験するが、外国語保持教室に通って同様の体験をした仲間と交わることで、英語圏文化でも日本文化でもない独自の文化に所属している、つまりthird culture kidとしてのアイデンティティに繋がっている事が判明した。これだけグローバル化が進む世の中でも、まだまだ40年前の帰国生が直面した日本帰国時の状況から大きく変わっていない事が詳らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
英語圏からの帰国高校生13人から収集したインタビューデータを、量的語彙分析後、解釈的現象学的分析手法を用いて分析した。その結果、幼少期を英語圏で過ごした後で帰国した生徒達は、日本社会や日本での学校生活に適用する過程でいじめや無視を多少なりとも体験するが、外国語保持教室に通って同様の体験をした仲間と交わることで、英語圏文化でも日本文化でもない独自の文化に所属している、つまりthird culture kidとしてのアイデンティティに繋がっている事が判明した。これだけグローバル化が進む世の中でも、まだまだ40年前の帰国生が直面した日本帰国時の状況から大きく変わっていない事が詳らかになった。
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