研究課題/領域番号 |
20K00847
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 金沢学院大学 |
研究代表者 |
村松 麻里 金沢学院大学, 文学部, 講師 (10827843)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 小学校外国語教育 / 絵本論 / 言語の詩的機能 / 小学校外国語 / 「読む」活動 / 絵本 / 小学校英語教育 / 協働学習 / 自律学習 |
研究開始時の研究の概要 |
主として英語圏の小学校における絵本を用いた言語教育の指導法・教材の調査及び、各種の絵本(外国語学習用教材絵本、母語教育用教材絵本、オーセンティックな絵本)の調査・分析を通して、英語教育における教材としての絵本の価値を再評価するとともに、日本の外国語教育課程における絵本活用の効果的な手立てを探り、子どもたちが自律的・協働的に言語学習に取り組めるモデルを考察する。
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研究実績の概要 |
2020年度より小学校において全面実施となった新学習指導要領により外国語が教科化され、高学年では読み書きを含めた指導・評価が行われれている。そうしたなか、小学校段階における英語教育の在り方を、絵本・読み物教材の活用をキーワードとして再考し、自律的・協働的な学習方法について検討することが本研究の目的である。 絵本研究・絵本論の知見から、様々な特徴を持つ絵本を再整理・分類して、EFL環境下にある日本での言語学習教材として適した絵本について考察するとともに、リテラシー学習のために作成された絵本(reading schemes)等を用いた英語圏の体系的な言語学習カリキュラム等を参照し、外国語学習としての日本の小学校英語の教育課程の中にその活用を位置づけることを試みる。 研究の全体計画は以下の通りである。 ① 日本の小学校外国語教材及び検定教科書の分析、② 絵本・レベル別読み物(leveled readers, reading schemes)等を用いた英語圏の国々の母語教育の現状把握、③ 絵本・レベル別読み物に含まれる語彙・文法の分析や指導書の分析とその中心的方略の把握 ④ ①と③の比較分析 ⑤ 日本国内の小学校英語のカリキュラムにおける絵本活用方法の検討 本年度は文献調査を中心として研究を実施し、中学年向け外国語活動教材及び高学年向け各社検定教科書等の分析を昨年度に継続して実施した他、それらの分析に基づいて学習指導要領上のカリキュラムにおける絵本活用の位置づけの検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症の影響により、予定していた海外及び国内小学校での調査の一部が実行不可能となったため。
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今後の研究の推進方策 |
これまでの調査結果の分析とまとめを進めるとともに、従来の英語教育の枠を超えた試みからの知見を得るために、正課外の実践事例や海外における実践事例に視野を広げ、自律的・協働的に児童のリテラシー能力を育成する教育プログラムの文献調査及び現地調査を実施したい。
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