研究課題/領域番号 |
20K00865
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 城西大学 |
研究代表者 |
石川 正子 城西大学, 語学教育センター, 教授 (10552961)
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研究分担者 |
鈴木 渉 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60549640)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ランゲージング / 外国語教育 / アウトプット / 振り返り / ライティング / 第二言語習得 / 第2言語習得 / 適性 / 習熟度 |
研究開始時の研究の概要 |
「ランゲージング」(Swain, 2006)とは外国語学習者が疑問に感じたことや自らの言語使用を振り返る際に、それらについて話す、または、書いて理解を深める学習プロセスで、これまで口頭ランゲージングの学習促進効果が多数報告されている。筆記ランゲージングにも同様の効果があることが明らかになりつつあるが、どのような条件でその学習促進効果が高まるのか、については不明である。そこで、本研究では筆記ランゲージングに影響を及ぼすと考えられる学習者内要因(適性、習熟度など)及び学習者外要因(教師の働きかけ、目標言語項目など)の影響を究明することを試みる。
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研究成果の概要 |
本研究1・2年目は、「筆記ランゲージング」(学習者が言語について疑問や問題に思ったことを書く活動)の長期的な学習効果を解明することを目的とした。その結果、筆記ランゲージングの効果は文法項目の難易度に影響を受けることが示された。本研究3・4年目には、ランゲージングを学習者自身にするか、他者に向かってするかが、学習効果に影響を与える可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで筆記ランゲージングを実際の教室に長期的に取り入れた実践研究はほとんど行われてこなかった。ゆえに、本研究は筆記ランゲージングを取り入れた教育実践方法の理解に貢献することとなった。また、筆記ランゲージングの効果は、文法項目の種類やランゲージングを行う対象によって、影響を受ける可能性が示唆された。これらのことを念頭に入れて、筆記ランゲージングの実践に当たる必要がある。
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