研究課題/領域番号 |
20K00866
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
大野 直子 順天堂大学, 国際教養学部, 准教授 (90730367)
|
研究分担者 |
濱井 妙子 静岡県立大学, 看護学部, 講師 (50295565)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 医療通訳 / e-learning / オンライン教材 / 教材開発 / 通訳 / やさしい日本語 / 研修開発 / 教育プログラム / e-ラーニング / コミュニケーション / 外国人医療 / ヘルスコミュニケーション / 医療コミュニケーション / オンライン学習 / 多言語社会 |
研究開始時の研究の概要 |
外国人診療における言葉の問題はグローバル社会の喫緊の課題であり,医療通訳の重要性は高まっている。しかし,話者人口の多い言語以外の言語は医療通訳者,通訳訓練の場共に不足している。本研究の目的は,医療通訳者養成において肝要となる基本的知識を網羅したe-ラーニング 学習教材を,やさしい日本語で開発することである。本研究は多言語の医療 通訳者の質保証に寄与し,社会的にも有意義である。
|
研究成果の概要 |
日本に在留する外国人の多くは,日常生活の中で言語的な困難を経験するが,英語以外の言語面での支援は十分ではない。「やさしい日本語」が外国人同士のコミュニケーション手段として注目されているが,「やさしい日本語」を用いた医療通訳の学習教材は未だ見当たらない。本研究の目的は,希少言語話者の医療通訳学習者のための「やさしい日本語」を用いたeラーニングプログラムを開発することである。2016年に開発した,医療通訳養成プログラムを基に,eラーニングプログラムを開発した。「やさしい日本語」での試みは本邦初である。本研究により開発されたeラーニングプログラムは,今後の研究の有力なツールとなる可能性がある。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により開発された「やさしい日本語」を用いた医療通訳者のための双方向型のeラーニングプログラムにより,ロールプレイをしながら診療の流れに沿って「やさしい日本語」で医療通訳を学ぶことが可能になった。本プログラムをもとに,より効果的な医療通訳者養成プログラムが継続的に開発されることで,医療従事者と日本語能力の低い患者の診療時のコミュニケーション,ひいては健康格差の改善にも貢献することが望まれる。
|